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キャリーを出して寄せたい時に有効なクォーター理論のランニングアプローチとは!?【クォーター理論 基本編/桑田泉】

Text:桑田泉

ランニングアプローチ~「クォーター理論のランニングアプローチ」は「一般的なランニングアプローチ」とは違う

グリーン周りのアプローチで、ピンまで距離があり、パットアプローチの振り幅では厳しい。

さらに、グリーン面が長く使えて転がせる場合は、ランニングアプローチに切り替えましょう。

ただ、クォーター理論のランニングアプローチは一般的なランニングアプローチとは違います。

一般的なランニングアプローチは、ボールを右に置き、ハンドファーストに構えて打ちますが、ほとんどの場合ボールが飛びすぎて、オーバーすることが多い。

だから下手なおっちゃんは、ゆるめて打とうとして、ザックリやトップを繰り返します。

その点、クォーター理論のランニングアプローチは、強く転がしすぎたり、ザックリすることがなく、パットアプローチよりもキャリーを出して寄せたい場合に有効です。


●アドレス~ハンドファーストにせずシャフトは地面と垂直。ソール全面を地面にぴったりつける


【注目ポイント】
●パットアプローチとは違い、ランニングアプローチはクラブのライ角通りにシャフトを自分側に傾ける
●シャフトが垂直でクラブは本来のロフト通りとなる

【注目ポイント】
● ソール全面を地面にぴったりつけ、フェース面は目標に真っすぐ向ける
●ハンドファーストにはせず、シャフトの角度が地面と垂直になるようにする。そこから体を30度ほど開いて、つま先を少し左に向け、フェース面は目標に真っすぐ向けたままにする
●最後にグリップエンドが左足付け根を指すようにしてアドレス完成


Ball Positionボールポジション

【注目ポイント】
● ボール位置は、体を開いてアドレスし、少し左に向けた両足かかとのほぼ真ん中
●グリップエンドが左付け根に来るようにアドレスすれば、真ん中より左寄りにボールがある


出典:『クォーター理論 基本編』著/桑田泉

【書誌情報】
『クォーター理論 基本編』
著者:桑田泉

「ボールをよく見ろ!」「ヘッドアップするな!」など、ゴルファーなら誰でも一度は、このようなアドバイスを受けたことがあるはず。でも実際には、このレッスンを実践しても「上手くなった」という手応えがないまま、同じスウィングを繰り返し、ナイスショットとは程遠い状態だ。本書の著者・桑田泉プロはこの原因を「再現が難しいスピードが乗った状態をイメージして、繰り返しクラブを振っているから」と指摘する。その桑田プロが生み出した、まったく新しいゴルフ理論が「クォーター理論」だ。この理論のキャッチとも言える「ボールを見るな!」「ダフれ!」「手打ちしろ!」は、スピードが乗った実際のスウィングと頭の中のスウィングイメージを合わせるための言葉。この言葉に体は反応してこそボールを上手く打てる。では、この「クォーター理論」をマスターするには? 本書は、理論の基本となる「パッティング」「アプローチ」そして「スウィング」で構成している。ゴルフの目的はスコアを減らすこと。そしてスコアの約40%を占めるのがパット数で、特にショートパットの確率がスコアを左右する。だから、クォーター理論のレッスンはショートパットからスタート。続くアプローチ編では、クォーター理論独自のパットアプローチを含む、アプローチショットをレッスン。さらに、スウィング編では、クォーター理論のスウィングの根幹を成す大事な要素であるS1、S2、S3という、スウィングメソッドを解説している。本書の最後は、S1~S3を組み合わせた基本スウィングを紹介。B5判という、大きな紙面で多くのカラー写真を使って理論をわかりやすく解説した本書は、「クォーター理論」の基本を学べる集大成と言える存在。初心者からキャリア数十年の人まで、多くのアマチュアゴルファーにとって必ず結果を出せるゴルフスウィングのバイブル本となるはずだ。

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