SPORTS LAB
- スポーツを通じて美しくそして健康に -

  • HOME
  • SPORTS LAB
  • 長いクラブほど長い時間ヘッドを待たなければいけない理由とは!?【クォーター理論 基本編/桑田泉】

長いクラブほど長い時間ヘッドを待たなければいけない理由とは!?【クォーター理論 基本編/桑田泉】

Text:桑田泉

長いクラブほど長い時間を待つ

【注目ポイント】
●短いクラブは、インパクトまでの移動距離が短いし、先も重いので、待たなくてもなんとか間に合うが、長いクラブは移動距離も長いので、短いクラブの何倍も外周(ヘッド)を待つ意識が必要になる
●それなのに下手なおっちゃんほど待てない。だから、外周が遅れてスライスする


短いクラブなら移動距離が短いのでなんとかなってしまう。長いクラブほど、イメージは右側でゆっくりが正解だ


家が遠い人ほど早く出発しないと間に合わない

友達2人を家に呼んでも、近い人はすぐ着くが、遠い人はなかなか着きません。遠い人は早く家を出ない
と間に合わないし、待つ方も長く待つべきなのです。それと同じで、長いクラブほどたくさん待ちます。
そうすることで外周(ヘッド)が追いつき、追い越すので、結果的にヘッドが前で大きく、速く振れるので
す。自分のヘッド=頭を前で速く振ろうと思うと、外周が遅れて、結果的に飛ばないスライスになります


出典:『クォーター理論 基本編』著/桑田泉

【書誌情報】
『クォーター理論 基本編』
著者:桑田泉

「ボールをよく見ろ!」「ヘッドアップするな!」など、ゴルファーなら誰でも一度は、このようなアドバイスを受けたことがあるはず。でも実際には、このレッスンを実践しても「上手くなった」という手応えがないまま、同じスウィングを繰り返し、ナイスショットとは程遠い状態だ。本書の著者・桑田泉プロはこの原因を「再現が難しいスピードが乗った状態をイメージして、繰り返しクラブを振っているから」と指摘する。その桑田プロが生み出した、まったく新しいゴルフ理論が「クォーター理論」だ。この理論のキャッチとも言える「ボールを見るな!」「ダフれ!」「手打ちしろ!」は、スピードが乗った実際のスウィングと頭の中のスウィングイメージを合わせるための言葉。この言葉に体は反応してこそボールを上手く打てる。では、この「クォーター理論」をマスターするには? 本書は、理論の基本となる「パッティング」「アプローチ」そして「スウィング」で構成している。ゴルフの目的はスコアを減らすこと。そしてスコアの約40%を占めるのがパット数で、特にショートパットの確率がスコアを左右する。だから、クォーター理論のレッスンはショートパットからスタート。続くアプローチ編では、クォーター理論独自のパットアプローチを含む、アプローチショットをレッスン。さらに、スウィング編では、クォーター理論のスウィングの根幹を成す大事な要素であるS1、S2、S3という、スウィングメソッドを解説している。本書の最後は、S1~S3を組み合わせた基本スウィングを紹介。B5判という、大きな紙面で多くのカラー写真を使って理論をわかりやすく解説した本書は、「クォーター理論」の基本を学べる集大成と言える存在。初心者からキャリア数十年の人まで、多くのアマチュアゴルファーにとって必ず結果を出せるゴルフスウィングのバイブル本となるはずだ。