SPORTS LAB
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取り込んだ酸素を効果的に使うには!?

Text:加藤雅俊

現代人は姿勢の悪さなどから呼吸が浅い人が多いと言われていますが、1回に吸い込む酸素量が少ないと新鮮な空気を取り込めないので、肺のガス交換がスムーズにおこなわれません。一方、深呼吸をすると、肺のなかに残っている二酸化炭素をしっかり吐き切ってから空気を吸い込めるので、新鮮な酸素をより多く取り込むことができます。

酸素がたっぷりなのに、痩せない?

ですが、肥満の解消を考えたとき、深呼吸で酸素をたくさん取り入れるだけでは十分とは言えません。脂肪を燃やしたいなら、筋肉をしっかり動かすことが大切です。ストレッチなどの有酸素運動をおこなうときは、何となく体を動かすのではなく、筋肉をしっかり使っていることを意識しておこないます。すると、たっぷり取り込んだ酸素を有効に使うことができるのです。

運動の前に深呼吸をする

運動前の深呼吸は、とても効果的です。ジョギングの前に深呼吸すると、深呼吸をしなかったときよりも、長い距離を息切れせずに走れます。深呼吸のポイントは、①息を吐く:口をすぼめるようにして、5秒ほどかけて、息をゆっくり吐きだします。肺のなかの空気を残さず吐き切るイメージでおこないます。②息を吸う:鼻からゆっくり、5秒くらいかけて空気を吸い込みます。肺に新鮮な空気を肺にたっぷり送り込むイメージでおこないます。肺にたっぷり酸素が入ったことで、運動中のエネルギー代謝がスムーズになり、 疲れにくくなるのです。肺活メソッドをおこなう前にも、ぜひ深呼吸を取り入れてみてください。

【書誌情報】
『肥満がいやなら 肺を鍛えなさい』
著:加藤雅俊 (薬剤師、体内環境師、薬学予防医療家)

肺の主な役割は「呼吸」と「血液循環」。酸素を含んだ血液を体内に循環させているが、十分に機能しないと不調を招く。 本書では、肺を鍛える方法として「肺ストレッチ」を提案。肺と血液の関係を説明しながら、その方法を紹介する。