パター選びのポイントは?
アマチュアゴルファーの中には、パター選びに悩んでいる人も多いようです。プロや上級者は、「打感」、「音」、「方向性」などいろいろこだわりを持って選んでいるようですが、最も優先すべきは、ヘッドがターゲットに向いていることがわかりやすいかどうか。つまり、真っすぐを認識しやすいヘッド形状かどうかです。これに関しては、自分ではなかなかわかりにくいので、ショップのパターブースでカップなどを狙ってみて、ヘッドがターゲットに正しく向いているかどうかを第三者に後ろから確認してもらうことをお勧めします。
また、シャフトの長さやグリップ形状も重要なポイントになります。長すぎるものは禁物。グリップに関しては、太さ、重さ、形状などバリエーションが豊富なので、できるだけ手になじむ、しっくり感があるものを選ぶようにしましょう。
大きな振り幅が必要なときでも狙ったラインにきちんと打ち出すためには、そのための練習が必要です。80センチ先にゲートを置いてそれを通過させるドリルもそのひとつ。障害物の先にクッションを置いておけば、リングパットを想定した練習も可能です。
また、円形のターゲットを置いての練習も効果的です。ボールが真ん中に当たれば真っすぐはね返り、手前に戻ってきますが、ズレるとズレた方にはね返ってくるのでルックアップしなくてもズレを確認できます。これらのドリルで、狙った方向に転がせる技術を身につけておきましょう。
【書誌情報】
『とことん上手くなる! パッティング家練メソッド』
著者:松本哲也
ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。
公開日:2020.02.27