前傾した分、肩がタテに動いて見えるが、意識は水平横回転
イスに座ってのストローク体験で正しいショルダーストローク感覚がつかめたら、それを前傾した状態でやってみましょう。まずは、イスに座った状態でパターを体の正面で構え、そのまま立ち上がり、水平から15度ほど前腕から下げたら徐々に前傾を深くしていきます。このとき、ヒジや手首の角度はまったく変えずにただ前傾するだけです。そしてパターのヘッドが地面からボール1個分の高さになるまで上体を傾けたら、最後にヒザをほんの少し曲げて、ライ角通りにソールを地面に置いてポスチャーの完成です。
構えができたら深い前傾のまま、イスに座っていたときと同様に、“水平横回転”を意識しながらストローク。正面から見るとテークバックでは右肩が上がり、フォロースルーでは左肩が上がるといったように肩が上下動して見えますが、これは前傾をしているから。イメージはあくまでも水平横回転です。
出典:『とことん上手くなる!パッティング家練メソッド』著/松本哲也
【書誌情報】
『とことん上手くなる!パッティング家練メソッド』
著者:松本哲也
ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。
公開日:2021.11.02