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カップにボールが入る理想のパットの強さとは!?【松本哲也のとことん上手くなる!パッティング家練メソッド】

Text:松本哲也

ベストタッチはカップ4つオーバー

もっともボールがカップに入りやすい強さ、いわゆる“理想的なタッチ”というのはどれくらいの強さなのか? アマチュアゴルファーの中には、距離ぴったりの“ジャストタッチ”が最高の強さだと思っている人がいるようですがそうではありません。

確かに最後のひと転がりで入ると何ともプロっぽくてカッコよく見えますが、カップに入る確率という点では理想的とは言えません。

理想は、カップを4つぐらいオーバーする強さ。カップ4つというと約40センチ。どんなラインでもカップの真上を通過し、40センチぐらい先で止まるのが理想的で、これを“ベストタッチ”と言います。

もうひとつ、タッチには強めに狙う“アタックタッチ”というものもあります。これは、曲がるラインでも、ラインを浅めに読んでねじ込んでしまおうというときに使うもので、カップ8つオーバーするくらいの強さです。

タッチに関しては、自分の好きなタッチで狙えば良いのですが、忘れてはいけないのは、スライスラインやフックラインなどボールが曲がるラインの場合、タッチによってその膨らみ方が変わるということ。当然のことながら、それによって打ち出す方向も変わってきます。

また、距離が長い場合は、ジャストタッチが基本になります。たとえば15メートルを、「カップ4つオーバー」で狙うのは至難の業。長い距離に関しては、2パット狙いで距離を合わせていくというのが一般的。カップを中心に、半径カップ8つ分ぐらいの円の中に入っていれば「良し」としましょう。

カップ4つオーバーがベストタッチ。文字
通り、基本的にはこの強さで狙うのが“ベスト”

左から、「ジャストタッチ」、「ベストタッチ」、「アタックタッチ」

出典:『とことん上手くなる!パッティング家練メソッド』著/松本哲也

【書誌情報】
『とことん上手くなる!パッティング家練メソッド』
著者:松本哲也

ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。

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