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「圧力がかかる」インパクトを生み出すスイング方法とは!?【一生ブレない身体のスイング/永井延宏】

Text:永井延宏

自分が5時の位置まで動いて打つ

このときの身体の動きも検証してみましょう。まず6時の位置で両手のひらを合わせます。左手をそのまま6時の位置に置いておいて、右手で左の手のひらをパチンと叩いてみましょう。これは誰でも問題なくできると思います。次に左手を7時の位置に移動させて同じことを行います。その次は8時です。そこでは何が起こったでしょうか?

これをやってもらうと、多くの人は7時と8時の位置の左手を叩くときに右手が長くなり指の先端がズレてしまいます。なぜかというと腕が遠回りして下りてくるからですね。9時の段階で腕が身体から離れてしまっているために、そのまま下ろすと右手が長くなり指先がズレるのです。6時の位置は右手が横から入るので誰でも上手く叩けますが、7時の位置は右手が斜め上から入って来なければならないので、右腕を身体に寄せておくことで8時から7時の角度を仕込まなければならないのです。左右の手の長さがズレてしまう人は、ゴルフスイングにおいても同じことが起こっていると言えるでしょう。

7時の位置が重要だということはおわかりいただけたと思いますが、これを実際のスイングに仕込むとどういうことになるかというと、6時の位置にあるボールに対して、1時間分手前でインパクトするには、自分が5時の位置まで動いて7時の位置で打つ、ということになります。

6時の位置に構えて6時で打つよりも、このほうがボールにより圧力をかけられることは、感覚的に理解できるのではないでしょうか。レベルやアッパーにとらえるのではなく、7時の位置の、斜め下にベクトルが向いた状態でボールをとらえることで、圧が最大になるという考え方です。

【書誌情報】
『一生ブレない身体のスイング』
著者:永井延宏

ゴルフのスイングはゴルフクラブと自分のバランスが大切。最新のクラブヘッドが大型化するにつれて、クラブに働く力と自分の力を均衡させることが重要になっている。この本では、最新のクラブを題材に、いまのクラブに合ったボールの打ち方を写真でわかりやすく解説。さらに、クラブに働く遠心力など、見えない力に負けない身体の効率的な使い方を練習ドリルとともに紹介。「入れ替え動作」という、身体の動かし方を写真でくわしく説明している。