ボールの位置の不安定さがもたらすミスショット
練習場ではいいショットが打てるのに、コースではそれができない理由として、コースに出るとボールの位置がずれやすいという点があります。
コースは練習場と違って傾斜地が多いですし、平らな場所でもOBや池などの障害物が視界に入ったり、ホールレイアウトに幻惑されたりして、ショットごとのボールの位置が安定せず、スイングを狂わせてしまいやすいのです。
練習場で打つときは同じクラブで打ち続けていればボールをどこに置けばミートしやすいかがつかめますが、他のクラブに持ち替えた途端、急に当たらなくなってしまうのはボールを適正の位置にセットしていないことが考えられます。
ボールの位置はとても大事です。ボールの位置が半個ずれただけでもアドレスの姿勢やスイング軌道に大きく影響しますから、プロやシングルゴルファーたちはボールの位置に細心の注意を払っています。
一般のアベレージゴルファーたちの練習を見ていますと、ボールの位置に無頓着すぎます。
というよりも、「自分のセンター」をちゃんと把握できていないから、ボールの位置に狂いが生じやすいのです。
【書誌情報】
『あなたのスコアが一変する! 中井学のゴルフ練習革命 次のラウンドで結果が出る実戦スイングのつくり方』
著者:中井学
アマチュアゴルファーの多くは「一生懸命練習しているのに、なかなかスコアアップにつながらない」というのが、練習成果の現状。本書の著者・中井学プロは「上達するには練習は欠かせないが、その成果がなかなか表れないのは練習に工夫が足りないから。少しの工夫で、もっと早く上手くなれる」と言う。つまり、練習の無駄を省けば効率が上がり、それだけ上達のスピードも上がるということ。この本では「無駄な練習をしないことが上達の近道」という考えのもと、「練習場」「ラウンド前」「ラウンド後」でできる効果的な練習方法をカラー写真で紹介。さらに、QRコードから視聴できる動画からもその方法が確認できる。今の練習にひと手間加えれば「次のラウンドで驚きのスコアアップ」ができる、その練習テクニックのすべてが詰まった一冊!
公開日:2023.01.16