番手のボールの位置は自分のセンターを基準に考える
世に出回っているゴルフレッスン書はボールの位置について、「ドライバーは左カカト内側の延長線上。シャフトが短いクラブになるほど右寄りに置く」と解説されています。
多くのレッスン書でもそう書かれているのですから、ほとんどのゴルファーは左足カカト内側の延長線上を基準にしてボールの位置を考えようとします。
実はそこに自分のセンターを見失ってしまう原因が潜んでいます。
ドライバーショットでボールを左カカト内側の延長線上にセットするといっても、スタンスの幅はゴルファー個々で違いますから、左足を基準に考えるとボールの位置がわからなくなってしまいます。
それに短いクラブほどボールを右に置くといっても、どのくらい右に置くかの説明が実に曖昧です。
各番手のボールの位置を決めるときは自分のセンターを基準に考えましょう。
ウェッジのようにシャフトがもっとも短いクラブはボールの位置はセンターが基本です。
また今どきのアイアンはボールが上がりやすく、以前ほどダウンブローに打ち込む必要はほとんどありません。
そのため7番アイアン前後のクラブはスイング軌道の最下点でとらえやすくするために、ボールはセンターよりもやや左に置くのがベストと考えられています。
そしてフェアウェイウッドやドライバーとシャフトの長いクラブほど、ボールを左寄りにセットします。
私の場合、ドライバーの目安は左ワキの前です。ぜひ参考にしてください。
【書誌情報】
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著者:中井学
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公開日:2023.01.19