超ワイドスタンスに構えれば自然にコンパクトに振れる
今度はコンパクトスイングを身につけるために7番アイアンなどを使って、超ワイドスタンスの練習をやってみましょう。
この練習では両ヒザを深く曲げて腰を落とし、通常のアドレスよりも両足の間隔を倍くらいに広げます。
大切なポイントは通常のアドレスより頭の高さが低くなっても、前傾角度をあまり変えないようにすることです。
最初はクラブヘッドがボールの真上に位置するくらいに前傾角度を浅めにして、それからクラブヘッドがボールに届くまで腰を落とし、両足を左右に均等に広げましょう。
超ワイドスタンスで構えると下半身の動きが制限されて、スイングが自然にコンパクトになります。
ツマ先下がりのショットの対応策としても効果的
この感覚はツマ先下がりのショットにそのまま応用できます。
ツマ先下がりの斜面はスイング中にバランスを崩しやすく、ミスが生じやすい状況で、安定したアドレスをつくることが重要なポイントです。
スタンスを平地と同じ幅のまま、クラブヘッドをボールに届かせようとして背中を丸めてはいけません。
前傾角度が深すぎてアドレスの姿勢が不安定になり、スイング中に前傾角度が変わりやすくなるからです。
超ワイドスタンスの練習で身につけたように、前傾姿勢をなるべくキープして腰を落としながらスタンスを広げるのがコツです。
特別に意識しなくてもスイングが自動的にハーフショットとなり、ボールを正確にとらえやすくなります。
【書誌情報】
『あなたのスコアが一変する! 中井学のゴルフ練習革命 次のラウンドで結果が出る実戦スイングのつくり方』
著者:中井学
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公開日:2023.01.24