ゴルフコースでは1打ごとに状況が変化します。朝のスタートホールの第1打から最終18番ホールの最後のパットまで、同じ状況なんて一度もありません。ところが練習場では打つ場所が変わらない限り、風景はずっとそのままです。そこが漫然とした練習の反復に陥りやすい理由です。マットの向きの方向に構え、マットの向きに合わせてなんとなくターゲットを設定し、ボールを真っ直ぐ打とうとするだけ。ドライバーを持っても、7番アイアンを持っても、同じ作業の繰り返しだと思います。あなたはそんな練習ばかりをしていませんか?
コースでは各ホールのティショットや、フェアウェイからのアイアンショットなどすべてのショットにおいて、どこを狙うかの目標設定や、どんな球で攻めていくかのイメージづくりが欠かせません。コースでは各ホールのティショットや、フェアウェイからのアイアンショットなどすべてのショットにおいて、どこを狙うかの目標設定や、どんな球で攻めていくかのイメージづくりが欠かせません。
ホールの状況を想定した実戦練習を多く積もう
練習場とコースはまったく違うといいますが、大きく違うのは気持ちの上でのテンションです。練習場ではスイングのことばかり考えているのに、コースに出るとOBや池などが視界に入り、ペナルティゾーンなどの様々な条件や制約が入ってくるために、精神的なプレッシャーを背負うことになります。
結局のところ、練習場でその準備をしていないところに一番の問題点があるのです。練習場の風景は変わらなくても右側にOBがあるホールをイメージしたり、左側に池があると想定してどんな球を打って池を回避するかを考えながら打つなど、実戦的な感覚を取り入れた練習が大切です。
【書誌情報】
『週1回30球で上手くなる!大人のゴルフ練習帳』
著者:/中井学
20年間に渡り多くのアマチュアゴルファーを指導してきた著者の中井学プロ。彼らから聞く声で一番多いのが「一生懸命練習しているのに、なかなかスコアアップできない」という言葉。上達するには練習は欠かせませんが、その成果が表れないのはもったいない練習をしていて、もう少し練習を工夫すれば、もっと早く上手くなれる」とプロは言います。要は練習の無駄を省けば効率が上がり、それだけ上達のスピードも上がるわけです。この本では、「週1回、それも30球程度」で身に付けられる練習の仕方を写真を交えて紹介しています。「ドライバーと9番アイアンによるスイングづくり」「練習場でつかめる的確なボール位置」「上下左右に球を打ち分ける」など、スコアアップに結びつく効率的な練習法が載っています。本書で「練習をスコアに変える」方法を身に付けましょう。
公開日:2021.01.05
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