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コースで使えるスイングづくりに最適なクラブとは!?【大人のゴルフ練習帳/中井学】

Text:中井学

初心者や経験がまだ浅い人がスイングづくりを目的とした練習をする場合、7番アイアンで行うことをよく勧められることと思います。もちろん7番アイアン1本だけで基本練習を積むのは、とてもいいことです。でも、最近のクラブは以前よりもロフト角が少ないので、今は9番アイアンで練習をするのがベターです。

理想をいえば、1本のクラブで基本スイングを構築できたら、他のどのクラブを持ったときも同じようなスイングで打てるようになりたいものです。でも、実際は9番アイアンを5番アイアン、5番ウッドやドライバーなどに持ち替えると、まったく別のクラブに感じられて、同じスイングができなくなってしまうことでしょう。確かにシャフトの長さが変われば、体とボールの距離、スタンス幅、ボールの位置なども変わりますから、違和感が生じて当然かもしれません。 

ドライバーも9番アイアンも同じ力感で打つ

それでしたら9番アイアンとドライバーの2本を使って、アドレスの違いを学習しながら、スイングづくりの練習をしてはどうでしょうか。 

どうしてドライバーと9番アイアンの2本かといいますと、フルショットに使うクラブで一番フラットに振るのがドライバーで、一番アップライトに振るのが9番アイアンだからです。 

フラットは横型に近い軌道で、アップライトは縦型に近い軌道のことです。ウェッジは基本的にはフルショットはしませんから、フルショットに使う一番短いクラブは9番アイアンということになります。最初は10球ずつとか5球ずつ打ち、仕上げとしてドライバーと9番アイアンを1球ずつ交互に打つのです。ポイントはどちらも8割スイングで打つこと。ドライバーで思い切り力を込めたり、9番アイアンで力を緩めたりせずに、同じ力感でスイングしましょう。 

9番アイアンで実戦スイングが早く身につく

9番アイアンのフルショットをドライバーと同じ感覚で振るのは、意外に難しいことがよくわかります。ちなみに私は調子がおかしくなると9番アイアンの1本だけで練習します。それだけ9番アイアンはスイングを整えてくれる効果が高いのです。 

ドライバーも9番アイアンも同じ感覚で振れるようになれば、他のクラブでも違和感なく打てるようになります。つまりコースで使えるスイングが早く身につくということです。 

【書誌情報】
『週1回30球で上手くなる!大人のゴルフ練習帳』
著者:/中井学

20年間に渡り多くのアマチュアゴルファーを指導してきた著者の中井学プロ。彼らから聞く声で一番多いのが「一生懸命練習しているのに、なかなかスコアアップできない」という言葉。上達するには練習は欠かせませんが、その成果が表れないのはもったいない練習をしていて、もう少し練習を工夫すれば、もっと早く上手くなれる」とプロは言います。要は練習の無駄を省けば効率が上がり、それだけ上達のスピードも上がるわけです。この本では、「週1回、それも30球程度」で身に付けられる練習の仕方を写真を交えて紹介しています。「ドライバーと9番アイアンによるスイングづくり」「練習場でつかめる的確なボール位置」「上下左右に球を打ち分ける」など、スコアアップに結びつく効率的な練習法が載っています。本書で「練習をスコアに変える」方法を身に付けましょう。