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「極端なショット」を打つことがコースで役立つ理由とは!?【大人のゴルフ練習帳/中井学】

Text:中井学

ゴルフのレッスンにはいろいろなセオリーがあって、「こうしないといけない」という縛りにとらわれてしまいがちです。実はそれも一辺倒な練習にしかならず、早く飽きてしまう原因をつくっているのではないでしょうか。練習は「どんなことをやって、どんな気づきが得られたか」が肝心です。球数を多く打てば上手くなれたような感覚に陥りがちですが、練習を通じてどんな収穫が得られたかがよくわからないままでは進歩の兆しはなかなか表われません。

練習では球を真っ直ぐ打つことばかりに専念しないで、「極端なこと」を試す練習もしてみてください。 ボールを極端なくらい右や左に置いて打つとか、極端なほどクラブを右や左に振ってみるとか、セオリーでは間違っているといわれていることをあえてやってみましょう。

左右に曲げるコツや高低のコントロールの仕方を覚えよう

いけないと教えられていることが、案外自分にとっては好感触だったり、上達のキッカケとして役立ったりするケースが多いものです。「コースで使えるスイング」をマスターするためには、ボールを左右に曲げたり、高低をコントロールする練習も実に効果的です。

ここから7回にわたり「上下左右に打ち分ける」練習を通じて、実戦的なスイングを身につけるためのポイントを紹介します。スイングづくりに役立つドリルがよくレッスン書に取り上げられますが、そのほとんどがコースで使えるスイングづくりには直結していません。上下左右の打ち分け練習が本当のドリルなのです。

【書誌情報】
『週1回30球で上手くなる!大人のゴルフ練習帳』
著者:/中井学

20年間に渡り多くのアマチュアゴルファーを指導してきた著者の中井学プロ。彼らから聞く声で一番多いのが「一生懸命練習しているのに、なかなかスコアアップできない」という言葉。上達するには練習は欠かせませんが、その成果が表れないのはもったいない練習をしていて、もう少し練習を工夫すれば、もっと早く上手くなれる」とプロは言います。要は練習の無駄を省けば効率が上がり、それだけ上達のスピードも上がるわけです。この本では、「週1回、それも30球程度」で身に付けられる練習の仕方を写真を交えて紹介しています。「ドライバーと9番アイアンによるスイングづくり」「練習場でつかめる的確なボール位置」「上下左右に球を打ち分ける」など、スコアアップに結びつく効率的な練習法が載っています。本書で「練習をスコアに変える」方法を身に付けましょう。