「腕」と「脚」の部位の考えを改めよう
一流のプロたちは、骨格をベースとしたアドレスやスイングができています。話を聞くと「骨なんて考えていないよ」と口にすると思います。でも骨格がちゃんと使えているのです。それは「体も部位」の意識付けというものを、自分の感覚で理解しているからでしょう。
たとえば「腕」について考えてみてください。腕は誰しも肩口から先のパーツと認識していることと思います。でも人間の骨格から考え、効率のいい動きを覚えるには胸骨と鎖骨をつなぐ胸鎖関節を腕の付け根とし、鎖骨、肩甲骨、腕、胸の一部を腕と認識することが大事です。要は喉元の近くの鎖骨の付け根からが腕なのです。「脚」についても同じことがいえます。通常はモモの付け根から先を脚と考えられていますが、骨盤のおヘソの近い部分から股関節、そして脚の全体のすべてを脚ととらえるべきです。このように体の部位への意識や認識を変えるだけで、スイングの動きが大きく変わってきます。
【書誌情報】
『ナイスショットは骨で打つ!』
著者:/福田尚也
「骨に任せたゴルフスイング」というテーマで、JPGAティーチングアワード優秀賞を受賞した本書の著者・福田尚也プロ。 同プロのスイング作りは、「骨」(=骨格)をベースにした独自の方法だ。人によって、体型、筋力の違いはあっても、骨格や関節の使い方や動きは誰でも同じ。それを踏まえて、骨格と関節の視点でスイングを理解すれば、万人に共通する正しいスイングが身につく。 この本では、骨と関節、特に肩甲骨と股関節にポイントを置いた、福田プロの“骨スイング”の方法を具体的にひも解き、数多くの写真を交えてわかりやすく解説している。 骨スイングを身につけて、飛距離アップとショットの安定を手に入れよう!
公開日:2020.12.28