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あなたはどのタイプ? お酒の強さは遺伝子で決まっている?【痩せるお酒の飲み方】

Text:栗原 毅

お酒を飲みすぎると肝臓はボロボロになる!?

お酒に強いか、弱いかというのは生まれ持った遺伝子型によって決まっています。アルコール代謝の過程でできる有害物質のアセトアルデヒド。これを分解する主要な酵素を「2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)」といいますが、この働きが活発だとお酒に強く、鈍いとお酒に弱くなります。

そして、それを決めるのが3つの遺伝子型です。ALDH2が正常に働くNN型は、いわゆる「お酒に強い」タイプ、NN型の16分の1しか働かない低活性型のND型は、「お酒に弱い」か「ほどほどに飲める」といわれるタイプ、ALDH2が全く働かないDD型は、「お酒が全く飲めない」タイプとなります。

日本人の半数以上がお酒に強いNN型、半数弱はお酒に弱いか飲めない遺伝子型を持っています。実は、お酒が弱いND型やお酒が全く飲めないDD型を持つのは日本人を含むモンゴロイドだけ。白人、黒人はNN型のみです。また、女性の場合は女性ホルモンにALDH2の働きを抑制する作用があるため、アルコールの分解力が男性に比べて弱まるともいわれています。

自分がどの型なのかは血液検査でわかりますが、腕に消毒用アルコールを含ませた絆創膏を貼って、手軽に調べる方法もあります。10分間貼ってから剥がし、肌が赤くなっていたらDD型、ピンク色になっていたらND型、無反応ならNN型です。あらかじめ知っておけば、上手にお酒と付き合えます。

出典:『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』

【書誌情報】
『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』
著:栗原 毅

ダイエット中は痩せるために禁酒すべき、とよく言われますが、一生太らないための“長く継続できる健康管理法”という点では、禁酒を前提にしたダイエットはお酒好きにはハードルが高くなってしまい、結局挫折してしまうということも。
そんな痩せたいけどお酒も楽しみたい!という人に向けて、40年以上脂肪肝などの内臓脂肪を研究してきた肝臓専門医の著者が考案した最強の『自動痩せ飲酒プログラム』を紹介します。そもそも人間が太ってしまう原因は“脂肪肝”にあります。脂肪肝とは脂肪が肝臓についてフォアグラ状態になってしまっていることで、その状態になると痩せるための代謝機能は半減し、生活習慣病などのリスクも上がります。
本書ではそんな脂肪肝をお酒を飲みながらでも改善し、痩せていく体を手に入れるための飲み方を解説します。
プログラムの内容は、いつもと飲む量は変わらないのに自然と酒量が減る『満腹ハイボール』を作ったり、割りものを変えるだけで脂肪燃焼できる○○ハイを作る、プロのバーテンダーが教えるスパイスを使った痩せるお酒の作り方、
飲む前に食べるだけで血糖値の急上昇を抑えて太りにくくなるおつまみを食べる、などなど誰でも簡単にできるものばかり。
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好きなお酒を楽しみながら、でもしっかりと痩せていくための方法を図解、イラストでわかりやすく解説する一冊です。

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