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日々飲んでいるお酒の量を「半分にする」だけでも痩せていく?【痩せるお酒の飲み方】

Text:栗原 毅

いつもの量の半分にすることから始めよう!

お酒を飲み過ぎると肝臓に負担がかかり、肝機能が低下して脂肪がたまりやすい状態に。放っておくと脂肪肝に発展し、代謝がスムーズに行われず太りやすい体になっていきます。裏を返せば、お酒の量を減らして肝臓への負担を軽減すれば、脂肪肝が改善して痩せていくようになるということ。

毎晩、欠かさずお酒を飲んでいる人は、脂肪肝になっている可能性が高いので、自分が飲んでいるお酒の量(アルコール摂取量)が実際どのくらいか、一度見直すことが必要です。アルコール摂取量の割り出し方は簡単な計算式があるので、飲んだお酒の量とアルコール度数を当てはめて計算してみてください。

1日の適切なアルコール量は、男性で40g未満、女性で20g未満。この量なら肝臓に負担がかからず、むしろお酒が血流を促進したり、善玉コレストロールを増やしたりといったよい作用をもたらします。とはいえ、アルコール20gというと、ビールで500ml、日本酒で1合、ワインでグラス2杯弱といった具合。この量で満足できない人も多いと思います。

そういう人は、始めから適量まで減らそうとする必要はありません。まずは、いつも飲んでいる量を半分に減らしてみましょう。アルコール量をいつもの半分にするだけで、脂肪肝は改善します。脂肪肝がよくなれば、代謝が上がって脂肪が燃焼されやすくなり、自然と痩せていくようになるのです。

出典:『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』

【書誌情報】
『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』
著:栗原 毅

ダイエット中は痩せるために禁酒すべき、とよく言われますが、一生太らないための“長く継続できる健康管理法”という点では、禁酒を前提にしたダイエットはお酒好きにはハードルが高くなってしまい、結局挫折してしまうということも。
そんな痩せたいけどお酒も楽しみたい!という人に向けて、40年以上脂肪肝などの内臓脂肪を研究してきた肝臓専門医の著者が考案した最強の『自動痩せ飲酒プログラム』を紹介します。そもそも人間が太ってしまう原因は“脂肪肝”にあります。脂肪肝とは脂肪が肝臓についてフォアグラ状態になってしまっていることで、その状態になると痩せるための代謝機能は半減し、生活習慣病などのリスクも上がります。
本書ではそんな脂肪肝をお酒を飲みながらでも改善し、痩せていく体を手に入れるための飲み方を解説します。
プログラムの内容は、いつもと飲む量は変わらないのに自然と酒量が減る『満腹ハイボール』を作ったり、割りものを変えるだけで脂肪燃焼できる○○ハイを作る、プロのバーテンダーが教えるスパイスを使った痩せるお酒の作り方、
飲む前に食べるだけで血糖値の急上昇を抑えて太りにくくなるおつまみを食べる、などなど誰でも簡単にできるものばかり。
さらに飲んだ後に絶対やるべき痩せるための最大のアフターケア『歯磨き&舌磨き』の方法まで解説。
好きなお酒を楽しみながら、でもしっかりと痩せていくための方法を図解、イラストでわかりやすく解説する一冊です。

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