肝臓に負担をかけないお酒を選ぼう

お酒も種類によっては太らず健康的に楽しめます。つまり、どんなお酒を選ぶかがポイント。そこで、私が考える「よいお酒」「悪いお酒」の基準をいくつかご紹介します。まず、多くの人が飲んでいる缶チューハイ。値段も安く、果汁やシロップで割ってあるので飲みやすいのが特徴ですが、糖質はかなり高め。「太りやすいお酒」であることを認識しておきましょう。

ビールも糖質が高いので要注意。どうしても飲みたくなったら「糖質０」のビールを選ぶようにしてください。ちなみに、「糖質オフ」のビールは一般的なビールの糖質量と大差がないのでおすすめしません。どうせなら「糖質０」を選ぶほうが賢明です。

日本酒や梅酒も高糖質なので、毎日飲んでいると脂肪肝になる可能性が高くなります。日本酒、梅酒ばかりにせず、ときどき蒸留酒を取り入れるとよいでしょう。一方、醸造酒でもワインは比較的糖質が低め。特に赤ワインには抗酸化作用のあるポリフェノールが豊富に含まれているのでヘルシーです。蒸留酒は糖質０なので太りませんが、なかでも安価なウォッカやジンより値段が高いウイスキーやブランデーのほうがおすすめ。

糖質０という点では値段は関係ありませんが、安価なお酒のほうが悪酔いしやすい傾向が。何より、安酒をがぶ飲みするより、高価なお酒をゆっくり味わいつつ嗜むのが理想的。そのほうが自然と飲む量も抑えられ、健康的です。

出典：『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』

【書誌情報】
『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』
著：栗原　毅

ダイエット中は痩せるために禁酒すべき、とよく言われますが、一生太らないための“長く継続できる健康管理法”という点では、禁酒を前提にしたダイエットはお酒好きにはハードルが高くなってしまい、結局挫折してしまうということも。
そんな痩せたいけどお酒も楽しみたい！という人に向けて、40年以上脂肪肝などの内臓脂肪を研究してきた肝臓専門医の著者が考案した最強の『自動痩せ飲酒プログラム』を紹介します。そもそも人間が太ってしまう原因は“脂肪肝”にあります。脂肪肝とは脂肪が肝臓についてフォアグラ状態になってしまっていることで、その状態になると痩せるための代謝機能は半減し、生活習慣病などのリスクも上がります。
本書ではそんな脂肪肝をお酒を飲みながらでも改善し、痩せていく体を手に入れるための飲み方を解説します。
プログラムの内容は、いつもと飲む量は変わらないのに自然と酒量が減る『満腹ハイボール』を作ったり、割りものを変えるだけで脂肪燃焼できる○○ハイを作る、プロのバーテンダーが教えるスパイスを使った痩せるお酒の作り方、
飲む前に食べるだけで血糖値の急上昇を抑えて太りにくくなるおつまみを食べる、などなど誰でも簡単にできるものばかり。
さらに飲んだ後に絶対やるべき痩せるための最大のアフターケア『歯磨き＆舌磨き』の方法まで解説。
好きなお酒を楽しみながら、でもしっかりと痩せていくための方法を図解、イラストでわかりやすく解説する一冊です。

公開日：2023.12.13