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ダイエット中に飲むお酒として「焼酎」が圧倒的におすすめの理由とは?【痩せるお酒の飲み方】

Text:栗原 毅

ビールに含まれる糖質は太る原因に

焼酎は糖質を含まない蒸留酒のため、太りにくいお酒といえます。ただし、ひと口に焼酎といってもいろいろあって、体によいものとそうでないものがあるので知っておくといいでしょう。まず、焼酎には「連続式蒸留焼酎(甲類)」と「単式蒸留焼酎(乙類)」、この2つをブレンドした「甲乙混和焼酎」の3種類があります。

乙類は昔ながらの丁寧な製法を用い、単式蒸留機で蒸留してつくります。「本格焼酎」とも呼ばれ、芋や麦の風味がよいのが特徴。一回に一度しか蒸留できないので大量につくれず、値段も高くなります。

一方、甲類は連続式蒸留機で効率的にアルコールの純度を高めるため、風味や香りは残りませんが、大量生産できるので値段が安くなります。また、乙類と異なり原料に厳しい規制がないため、雑穀などが使われることがほとんどです。では、どちらが体によいかというと、伝統的な製法で作られる乙類のほう。その証拠に、乙類の焼酎には動脈硬化を防ぐ効果があることが近年の実験でわかってきました。

まだメカニズムは解明されていませんが、動脈硬化でできた血栓を溶かし、血液をサラサラにする「ウロキナーゼ」や「t-PA(組織ブラスミノーゲン)」という物質を活性化する作用があるのです。度数にもよりますが適量は1日100ml程度。このくらいなら、乙類の焼酎はむしろ体によい効果をもたらしてくれます。

出典:『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』

【書誌情報】
『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』
著:栗原 毅

ダイエット中は痩せるために禁酒すべき、とよく言われますが、一生太らないための“長く継続できる健康管理法”という点では、禁酒を前提にしたダイエットはお酒好きにはハードルが高くなってしまい、結局挫折してしまうということも。
そんな痩せたいけどお酒も楽しみたい!という人に向けて、40年以上脂肪肝などの内臓脂肪を研究してきた肝臓専門医の著者が考案した最強の『自動痩せ飲酒プログラム』を紹介します。そもそも人間が太ってしまう原因は“脂肪肝”にあります。脂肪肝とは脂肪が肝臓についてフォアグラ状態になってしまっていることで、その状態になると痩せるための代謝機能は半減し、生活習慣病などのリスクも上がります。
本書ではそんな脂肪肝をお酒を飲みながらでも改善し、痩せていく体を手に入れるための飲み方を解説します。
プログラムの内容は、いつもと飲む量は変わらないのに自然と酒量が減る『満腹ハイボール』を作ったり、割りものを変えるだけで脂肪燃焼できる○○ハイを作る、プロのバーテンダーが教えるスパイスを使った痩せるお酒の作り方、
飲む前に食べるだけで血糖値の急上昇を抑えて太りにくくなるおつまみを食べる、などなど誰でも簡単にできるものばかり。
さらに飲んだ後に絶対やるべき痩せるための最大のアフターケア『歯磨き&舌磨き』の方法まで解説。
好きなお酒を楽しみながら、でもしっかりと痩せていくための方法を図解、イラストでわかりやすく解説する一冊です。

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