ゴルフはうまくいかないから面白い
最後に「ゴルフはうまくいかないものだ」というのも、私の信念のひとつとして付け加えておきたいと思います。「えっ、さっきまでゴルフは簡単だって、何度も言ってたじゃないか?」と思われた方も少なくないでしょう。
正しいやり方を知ってしまえば、思いどおりのショットを打つことが簡単なのは間違いありません。しかし、いくらいいショットを打っても、結果がうまくいかないことが多いのもまた確かなのです。
なぜならば、ゴルフコースというのは、わざとうまくいかないように、造られているからです。たとえば、バンカーや池はボールが転がって入りやすいように低いところに造ってあります。反対にグリーンは高いところに造られているホールのほうが圧倒的多数です。
つまり、設計者は「そう簡単にグリーンにオンさせないよ」と、カップまでいろいろな障害物を用意し我々プレイヤーに挑んできているのです。
ゴルファーは難関コースに出くわすと、ついつい「あそこは難しいね!」とコースを表現しがちです。しかし、それは設計者がいろいろな仕掛けを用意してくれている何よりの証拠なので、プレイヤーとしてはむしろそのことを喜ぶべきなのではないかと私は思います。
ですので、「難しい」ではなく、「攻めがいがあって、楽しいね!」と切り替えて、大いに楽しむべきだと思います。
【書誌情報】
『信じればパープレイは必ずできる! 「思い」で叶えるゴルフ上達法』
著者:佐久間馨
「ゴルフを上手くなりたい」と考える人は、自分のスイングを直そうとします。それもひとつの方法ですが、スイングを直すだけではスコアアップは望めません。「練習不要」をうたい、「練習ぎらい」を書名にした著書もある本書の著者は、「パープレイは誰でもできる」と言います。その方法となるのは、プレイの発想方法とやり方を変えること。簡単にスコアがよくなる発想方法があるのです。この本では、その方法を数多く紹介しています。明日コースに出る人でも実践できることばかりで、ゴルフがより一層楽しくなるはずです。
公開日:2020.10.09
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