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自分の実力に合ったマイパーを設定すべき理由とは!?【思いで叶えるゴルフ上達法/佐久間馨】

Text:佐久間馨

マイパーを設定しよう

パーオンが狙えるティーインググラウンドを使ってプレイをするのが、正しいゴルフの姿なのではないかとつくづく思います。ただ、もしそれが許されないのだとしたら、パーを変えるという方法を取るべきだというのが私の考えです。普通のコースであれば、パープレイを当たり前にできる我々ですら、5 5 0 ヤードもあるパー4 なんていうホールでは、パーオンさせてパーを取ることは不可能です。まあ、5 0 0 ヤードまでだったらやりようはありますが、5 5 0 ヤードや6 0 0 ヤードもあるパー4 はお手上げです。

もしそんな長いパー4 のホールがあるコースだとしたら、そのホールのパーを自分で5 に変えてプレイをするようにします。つまり、このコースのパープレイは72ではなく73だと考えてプレイするのです。これはミスを許容しているのではなく、ナイスショットを2 発重ねてもグリーンに届かないホールがある場合、当然の対応だと考えています。

同じように2 5 0 ヤードパー3 のホールを、ドライバーの平均飛距離が1 8 0 ヤードの人がバックティーから競技などでプレイした結果が4、つまりスコアカード上ではボギーだったとしても、がっかりする必要はないと思います。この人にとって、このホールの4 はパーだし、もしアプローチが近くに寄ったりして、ワンパットで3 で上がれたら、それはパーではなくバーディーなのだと思います。

 このように自分の実力に合わせてパーを増やすことを、「マイパー設定」と呼んで、推奨しています。このようにマイパーを設定する際に重要なのは、ミスを予測してパーを増やすのではないということです。5 0 0 ヤードくらいのパー5 を前にして、「いつもの調子だと、この辺でボギーが出そうだな」とか考えて、パーを6にしておくということではありません。

あくまでも自分がナイスショットを繰り返しても、飛距離が足りずパーオンできないホールで設定するのが正しいマイパーの設定方法です。このようにマイパー設定をし、パーを1 打増やしたホールでは、確実にいわゆるボギーオンする打ち方をするのが重要です。

パー4 であれば3 打で確実にグリーンにのせる。たとえば4 0 0 ヤードのホールであれば、ドライバーで2 5 0 ヤード打って、セカンド1 5 0 ヤードから直接グリーンを狙うのではなくて、ティーショットはフェアウェイバンカーに届かないクラブで刻んで、セカンドはフェアウェイの打ちやすいところまで運び、第3 打でのせるのが正しいのです。要は、パー4 のホールをマイパー設定でパー5 にしたのだから、通常のパー5 と同じように攻めていくべきなのです。

【書誌情報】
『信じればパープレイは必ずできる! 「思い」で叶えるゴルフ上達法』
著者:佐久間馨

「ゴルフを上手くなりたい」と考える人は、自分のスイングを直そうとします。それもひとつの方法ですが、スイングを直すだけではスコアアップは望めません。「練習不要」をうたい、「練習ぎらい」を書名にした著書もある本書の著者は、「パープレイは誰でもできる」と言います。その方法となるのは、プレイの発想方法とやり方を変えること。簡単にスコアがよくなる発想方法があるのです。この本では、その方法を数多く紹介しています。明日コースに出る人でも実践できることばかりで、ゴルフがより一層楽しくなるはずです。

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