“いいテークバック”をつくる下半身の動きとは!?
テークバックをつくるうえで必要な下半身の動きは、次の2つです。
①骨盤の回旋
②右股関節の内旋
骨盤の回旋(①)は、股関節を屈曲させて骨盤が前傾した状態で行います。テークバックで股関節の屈曲がほどけると、上体が起き上がる動きになってしまいます。
骨盤を回旋しながら、右股関節を内旋(②)します。この内旋がストッパーの役割を果たし、骨盤が回りすぎず、45度回ったあたりで止まります。
捻転差とは、骨盤のラインに対して肩のラインがどれだけねじれているか。
この差が多ければ多いほどボールは飛びます。右ヒザが外を向いて伸び切るほど骨盤が回りすぎるようでは、それ以上に上半身を回すことができなくなります。
骨盤が回り、上体も同じだけ回るのでは捻転差はゼロ。骨盤の動きを45度に制限し、上半身を回すことで捻転差ができるのです。
そして、骨盤には側屈の動きも加わります。前傾をキープした状態のまま、右股関節を軸に回していくのですが、このとき左の骨盤を下げながら回旋すると、右足だけでなく左足にもしっかり体重が乗るようになります。
また、左サイドを下げることで重心が浮かず、前傾姿勢もキープできます。
出典:『ゴルフレッスンプラスvo.10』
【出演者情報】
●中村俊介
筑波大学大学院でスポーツ医学を学び、2006〜09年に片山晋呉プロの専属トレーナーを務める。その後は各種競技の代表選手のトレーニング、コンディショニングを指導。現在はJLPGA ツアーに帯同し、女子プロのコンディショニングを行う。東京・港区に2020 年7月にオープンした「LinkPerformance Studio」(http://link-inc.tokyo)ではヘッドトレーナーを担当
コミック/写真/動画で学べる
ゴルフレッスン雑誌『ゴルフレッスンプラスvo.11』12月23日発売!
世界で唯一のゴルフレッスンコミック誌『ゴルフレッスンコミック』がパワーアップしてリニューアルされた新雑誌!!
公開日:2022.01.27