ボールを右に置きハンドファーストで打つから失敗する
ピンまで距離があって、グリーン面が長く使える場合は、ランニングアプローチで寄せるのがベスト。しかし、一般的なランニングアプローチでは、ボールを右に置き、ハンドファーストで打つため、ボールが飛び過ぎてオーバーするか、それを嫌がって、グリップを握る力をゆるめてザックリやトップになってしまう。
一方、クォーター理論では独自のランニングアプローチを推奨しているため、ミスしづらく、簡単に転がして寄せることができる。まず、アドレスではハンドファーストにせず、シャフトは地面と垂直になるように構える。ソール全面を地面にぴったりつけ、ボール位置は左足カカト線上。そして、ほうきでゴミを掃くようなイメージでストロークする。こうすることで、出球が強くならずに2、3バウンド目でボールにしっかりスピンがかかり、そこからトロトロトロ…とゆっくり転がってくれるので、距離が合わせやすい。
クォーター理論独自のランニングアプローチ
①ハンドファーストにせず、シャフトは地面と垂直にする
②ソール全面を地面にぴったりつける
③ボール位置は左足カカト内側線上
④ほうきでゴミを掃くようにストローク
コミック/写真/動画で学べる
ゴルフレッスン雑誌『ゴルフレッスンプラスvo.5』12月23日発売!
世界で唯一のゴルフレッスンコミック誌『ゴルフレッスンコミック』がパワーアップしてリニューアルされた新雑誌!!
【書誌情報】
『クォーター理論 基本編』
著者:桑田泉
「ボールをよく見ろ!」「ヘッドアップするな!」など、ゴルファーなら誰でも一度は、このようなアドバイスを受けたことがあるはず。でも実際には、このレッスンを実践しても「上手くなった」という手応えがないまま、同じスウィングを繰り返し、ナイスショットとは程遠い状態だ。本書の著者・桑田泉プロはこの原因を「再現が難しいスピードが乗った状態をイメージして、繰り返しクラブを振っているから」と指摘する。その桑田プロが生み出した、まったく新しいゴルフ理論が「クォーター理論」だ。この理論のキャッチとも言える「ボールを見るな!」「ダフれ!」「手打ちしろ!」は、スピードが乗った実際のスウィングと頭の中のスウィングイメージを合わせるための言葉。この言葉に体は反応してこそボールを上手く打てる。では、この「クォーター理論」をマスターするには? 本書は、理論の基本となる「パッティング」「アプローチ」そして「スウィング」で構成している。ゴルフの目的はスコアを減らすこと。そしてスコアの約40%を占めるのがパット数で、特にショートパットの確率がスコアを左右する。だから、クォーター理論のレッスンはショートパットからスタート。続くアプローチ編では、クォーター理論独自のパットアプローチを含む、アプローチショットをレッスン。さらに、スウィング編では、クォーター理論のスウィングの根幹を成す大事な要素であるS1、S2、S3という、スウィングメソッドを解説している。本書の最後は、S1~S3を組み合わせた基本スウィングを紹介。B5判という、大きな紙面で多くのカラー写真を使って理論をわかりやすく解説した本書は、「クォーター理論」の基本を学べる集大成と言える存在。初心者からキャリア数十年の人まで、多くのアマチュアゴルファーにとって必ず結果を出せるゴルフスウィングのバイブル本となるはずだ。
公開日:2020.12.17