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飛距離UPに必要不可欠な絶対に避けられない練習とは!?【浦大輔の『かっ飛び』インパクト】

【スピードUPの条件】
ダウンスウィングで高く短い音を出す!

●スピードの判断はクラブが出す風切り音でする
ヘッドスピードが最速になる瞬間は、素振りをしたときのクラブの風切り音でチェックする。風切り音が出る場所が最速ポイントで、スピードが速いほど風切り音が高く短くなる。この音はボールを打ちながらでは意識できないので、素振りがとても重要。自分がどう振った時にインパクト直前が最速になるかをチェックしながら振ろう。


●ボールを打つ練習ではスピードを意識できない
では、飛ばしに重要なスピードアップとは何なのか。先ほどの話と矛盾するようですが、やはり厳密には数値としてのHSでしかありません。しかし実際に球を打ちながら「いまのは何m/s出た」とチェックする練習は、前述のようにHSの数値にこだわった本末転倒です。その意味では、やはり大事なのは素振りなんです。アマチュアゴルファーにとっては面白くないかもしれませんが、ボールを打たずに「クラブを速く振る」練習をすることは不可欠なんです。


 

野球にせよテニスにせよ剣道にせよ、道具を振るスポーツのトッププレーヤーたちは例外なく手のマメから血が出るほど素振りをした経験がありますが、アマチュアゴルファーにとって、素振りは圧倒的に不足している練習なんです。ぜひやってほしいのは、クラブで「ピュッ!」という風切り音を鳴らす素振りです。ボールを打ちながらでは、この音は絶対に意識できません。音が鳴った位置がスウィングの最速ポイントで、音が短く鋭い高音なほどスピードが速い証拠です。まずは身体の回転は意識せずに、体の右斜め前45度の位置で高く短い風切り音が鳴るように振ってください。ポイントは腕だけでもクラブだけでもなく「腕でクラブを振る」感覚です。この感覚がつかめてから、通常のフルスウィングでもやってみてください。

●「手でクラブを速く振る」ことが大事!
HSが速くなるように振るには、手を速く振ろうとするだけでも、クラブだけを速く振ろうとしてもダメ。「クラブを持っている手で、クラブを速く振る」意識が大事だ。この感覚がわかると、手を速く振るための上体の回転や、速く回転するためのフットワークというところにまで意識が広がっていく。まずは末端に意識を置こう。


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【レッスンプロ情報】
●浦 大輔
東北福祉大学ゴルフ部出身の人気ブロコーチ。「プロゴルフアカデミー」のヘッドコーチ。身長170cmながら、400ヤード級のショットを放つ。特に飛距離アップのレッスンを得意としている。

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