菅原大地が贈る究極のレッスン
力で飛ばすな!“サイコースウィング”で飛ばせ!
●曲がりを抑えて飛距離アップ
アマチュアに寄り添ったスウィング理論と、わかりやすい教え方で数多くのアマチュアゴルファーから高い評価を得ている菅原大地。今回のテーマは、多くのゴルファーが悩む“曲がり”について。どうすれば曲がらない球を打てるようになるのか?曲がりのメカニズムと、曲げない打ち方を教えてもらった。
なぜボールは曲がるのか?
『スウィング軌道、入射角、打点が曲がりの3大原因』
●打点の修正だけで真っ直ぐ飛ぶことも
スライスやフックが止まらないと き、多くのゴルファーは、スウィング軌道に問題があると考えるようです。スライスが出たら「アウトサイドイン」、フックが出たら「インサイドアウト」になっているといったように。
しかし、原因はそれだけではありません。軌道のほかに、「入射角」と「打点」も曲がりの要素になります。
たとえば入射角。クラブというの はもともとつかまりやすい構造になっているわけですが、アッパーブローになると、クラブの構造ともあいまってボールの回転軸が左に傾き、左に曲がりやすくなります。つまりドライバーの場合、アッパーブローを強くするだけで右への曲がりを抑えられることもあるということです。
また、打点に関しては、ドライバーの場合、構造+バルジ(※)によるギア効果で、トウ寄りに当たるとボールは右に飛び出してフック回転になり、ヒール寄りだと左に飛び出してスライス回転になるという特性があります。つまり、曲がりの原因が打点の問題だけという場合もあるのです。
スウィング軌道に関しては少し複雑なので、曲がりには3つの原因があることと、これが複合して曲がっている場合もあることを頭に入れておいてください。
※バルジ:ドライバーを真上から見たときに膨らんで見える部分のこと。横から膨らんで見える部分はロールと呼ぶ。
出典:『ゴルフレッスンプラスvo.8』
【レッスンプロ情報】
●菅原大地
プルーフコーポレーション所属。1989年生まれ。19歳からプロを目指してゴルフをスタート。太平洋クラブ御殿場コースに練習生として所属。その後、神奈川県横浜市にあるハンズゴルフクラブに就職してゴルフ歴4年でティーチングプロ試験に合格。レッスンプロとして活動を始める。丁寧でわかりやすい指導が人気を呼び、現在、個人レッスンはキャンセル待ち状態。2019年2月に開設した自身のYouTubeチャンネル「Daichi ゴルフTV」も、1年数カ月で登録者数が20万人を超えた。今、最も注目を集めている若手レッスンプロ
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公開日:2021.09.09