地球は宇宙の片隅の住人?1000億以上の銀河から見た「私たちの家」の場所【眠れなくなるほど面白い 図解プレミアム 宇宙の話】

【地球の誕生と未来】地球は宇宙のどこにあるの?

宇宙の片隅で、銀河系のはずれにある

 私たちが住む地球は、太陽の周りを回っています。太陽は、地球を含めた8つの惑星とたくさんの衛星などで、太陽系というグループをつくっています。

 そして、その太陽系は「天の川銀河(銀河系)」と呼ばれる銀河のなかにあり、中心からおよそ2万8000光年の距離にあります

 私たちはつい、地球が宇宙の中心ではないかと思ってしまいがちですが、宇宙には中心も終わりもありません。

 全宇宙には1000億個以上の銀河があるといわれていて、天の川銀河はそのなかの1つです。そして、太陽系はその天の川銀河のはずれのほうに位置します。天の川銀河は約2000億個の恒星と星間ガスという物質によってできています。

 麦わら帽子を2つくっつけたような形をしていて、真ん中のふくらんだ部分は「バルジ」といい、古い星やガスなどの物質によってできていて、その中心に巨大なブラックホールがあります。

 そして、帽子のひさしに当たる部分が「ディスク」。天の川銀河のディスクは渦巻き状になっており、バルジが棒状なので、棒渦巻銀河に分類されます。

 この銀河全体を包んでいる、広大で薄い球状の部分を「ハロー」といい、ここには球状星団が分布しています。

 そしてハローを包み込んでいるのが、「ダークマター(暗黒物質)」と考えられています。天の川銀河の直径はおよそ10万光年、バルジの厚さはおよそ1万光年、ディスクの厚さはおよそ1000光年あることがわかっています。

◉ 天の川銀河 ◉

宇宙に上下左右はないが、模型にして真横から天の川銀河を見るとこのような形に。
太陽系が天の川銀河のはずれにあるのがわかる。

上から見ると太陽系が天の川銀河の渦巻部分にあるのがわかる。


用語解説

*銀河

恒星や惑星、ガス状の物質やちり、ダークマターなどが重力によって拘束された巨大な天体のこと。
形から楕円銀河、レンズ状銀河、渦巻銀河、棒渦巻銀河、不規則銀河に分類される。

*光年

光が1年かかって到達する距離。約9.5兆キロメートル。

*ダークマター(暗黒物質)

質量をもち、周囲に重力を与えながら、現在どの波長の電磁波でも観測されていない物質の総称。

*散開星団

数十から数百の恒星が集まった天体。

*球状星団

百万から数百万 の恒星が集まった天体。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解プレミアム 宇宙の話』 著:渡部潤一

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解プレミアム 宇宙の話』
監修:渡部潤一


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