SPORTS LAB
- スポーツを通じて美しくそして健康に -

  • HOME
  • SPORTS LAB
  • クォーター理論が巷のゴルフ理論と一線を画す理由とは!?【クォーター理論 基本編/桑田泉】

クォーター理論が巷のゴルフ理論と一線を画す理由とは!?【クォーター理論 基本編/桑田泉】

Text:桑田泉

スウィングを3つのパーツに分ける

クォーター理論は、巷にあふれ返る仰々しいネーミングの付いたゴルフ理論とは一線を画します。その理由のひとつは、ゴルフスウィングという一連の動きを、見事に体系化している点。レッスンを受けている人によって教える内容が変わったり、「こんな感じで」という感覚的な言葉は使いません。スウィングを小さな部品に細分化し、その部品ひとつひとつを順序立ててマスターさせることによって、完成されたスウィングに導くのです。その大きな分け方が、S1=上半身の回転で前下の半円、S2=S1の上半身の回転でテークバックし、ダウンで下半身の回転でインパクトの形、S3=後ろ上の前腕のローテーション。この3つのパーツにパターとアプローチを加えた内容がレッスンの大まかな内容です。

【書誌情報】
『クォーター理論 基本編』
著者:桑田泉

「ボールをよく見ろ!」「ヘッドアップするな!」など、ゴルファーなら誰でも一度は、このようなアドバイスを受けたことがあるはず。でも実際には、このレッスンを実践しても「上手くなった」という手応えがないまま、同じスウィングを繰り返し、ナイスショットとは程遠い状態だ。本書の著者・桑田泉プロはこの原因を「再現が難しいスピードが乗った状態をイメージして、繰り返しクラブを振っているから」と指摘する。その桑田プロが生み出した、まったく新しいゴルフ理論が「クォーター理論」だ。この理論のキャッチとも言える「ボールを見るな!」「ダフれ!」「手打ちしろ!」は、スピードが乗った実際のスウィングと頭の中のスウィングイメージを合わせるための言葉。この言葉に体は反応してこそボールを上手く打てる。では、この「クォーター理論」をマスターするには? 本書は、理論の基本となる「パッティング」「アプローチ」そして「スウィング」で構成している。ゴルフの目的はスコアを減らすこと。そしてスコアの約40%を占めるのがパット数で、特にショートパットの確率がスコアを左右する。だから、クォーター理論のレッスンはショートパットからスタート。続くアプローチ編では、クォーター理論独自のパットアプローチを含む、アプローチショットをレッスン。さらに、スウィング編では、クォーター理論のスウィングの根幹を成す大事な要素であるS1、S2、S3という、スウィングメソッドを解説している。本書の最後は、S1~S3を組み合わせた基本スウィングを紹介。B5判という、大きな紙面で多くのカラー写真を使って理論をわかりやすく解説した本書は、「クォーター理論」の基本を学べる集大成と言える存在。初心者からキャリア数十年の人まで、多くのアマチュアゴルファーにとって必ず結果を出せるゴルフスウィングのバイブル本となるはずだ。

  • この記事を共有する!
芝山ゴルフ倶楽部 視察プレーのご案内