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パターの正しい打ち方がわかるショートパット練習法とは!?【クォーター理論 基本編/桑田泉】

Text:桑田泉

フォローだけで打ち1mのパットを入れる

【注目ポイント】
● 練習グリーンでカップから1mにボールを置く(ストレートラインで)バックスウィングを取らず、フォローだけでボールを転がす
● フォローでカップよりも左にヘッドを出す(ボールは真っすぐ転がる)
● フォローだけで打つと、ボールに順回転をかける感覚がつかめる。順回転がかかると、ボールは前に転がろうとするので、ラインに乗りやすく入るパットになる
● これを10球連続でカップインさせる

【1】顔、手首、下半身を動かさず、肩だけで、いきなりフォローで左に振るイメージ


【2】ヘッドはフォローで若干左に振れているが、ボールはいきなり順回転で真っすぐ転がる


●長尺パターが答えを教えてくれる
なぜ、イップスになったプロが長尺パターを使い、アンカリングと呼ばれるグリップエンドを固定した打ち方が禁止になったのか。それは、長尺パターを使うと、自然に支点を中心に円を描き、真っすぐ引いて、真っすぐ出すという間違った動きができないから。つまり、長尺パターの動きを再現すれば、パターの正しい打ち方がわかるのです。

【3】まだボールのあった場所を見たままで、結果を見るのはすべてをやり切ってから!


【4】そのときにヘッドがカップより少し左に見えているかをチェックする


●10球連続で入れてプレッシャーを克服する
9球まで成功し、「ラスト」と思うと今まで以上に「外したくない」という心理が働きます。まさに試合のシーンと同じ状況。10球連続で入れる練習は、コースでの大事なパットの心理を再現でき、技術だけでなくメンタルも鍛えてくれます

【書誌情報】
『クォーター理論 基本編』
著者:桑田泉

「ボールをよく見ろ!」「ヘッドアップするな!」など、ゴルファーなら誰でも一度は、このようなアドバイスを受けたことがあるはず。でも実際には、このレッスンを実践しても「上手くなった」という手応えがないまま、同じスウィングを繰り返し、ナイスショットとは程遠い状態だ。本書の著者・桑田泉プロはこの原因を「再現が難しいスピードが乗った状態をイメージして、繰り返しクラブを振っているから」と指摘する。その桑田プロが生み出した、まったく新しいゴルフ理論が「クォーター理論」だ。この理論のキャッチとも言える「ボールを見るな!」「ダフれ!」「手打ちしろ!」は、スピードが乗った実際のスウィングと頭の中のスウィングイメージを合わせるための言葉。この言葉に体は反応してこそボールを上手く打てる。では、この「クォーター理論」をマスターするには? 本書は、理論の基本となる「パッティング」「アプローチ」そして「スウィング」で構成している。ゴルフの目的はスコアを減らすこと。そしてスコアの約40%を占めるのがパット数で、特にショートパットの確率がスコアを左右する。だから、クォーター理論のレッスンはショートパットからスタート。続くアプローチ編では、クォーター理論独自のパットアプローチを含む、アプローチショットをレッスン。さらに、スウィング編では、クォーター理論のスウィングの根幹を成す大事な要素であるS1、S2、S3という、スウィングメソッドを解説している。本書の最後は、S1~S3を組み合わせた基本スウィングを紹介。B5判という、大きな紙面で多くのカラー写真を使って理論をわかりやすく解説した本書は、「クォーター理論」の基本を学べる集大成と言える存在。初心者からキャリア数十年の人まで、多くのアマチュアゴルファーにとって必ず結果を出せるゴルフスウィングのバイブル本となるはずだ。

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