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自閉スペクトラム症とはどういう病気?【臨床心理学】

Text:湯汲英史

共感が苦手で、特定の対象に強いこだわりを見せる

自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(ASD)は、かつて自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害などと呼ばれていた発達障害群です。スペクトラムは「連続」を意味し、現在はこれらを一連の特性として捉え、自閉スペクトラム症の名称で統合されています。

特性は「社会的コミュニケーション障害」と「限局された反復的な行動」の大きくふたつに分けられます。前者は状況や相手に応じたかかわりが苦手で、後者は特定の行動を繰り返すという特徴があります。このふたつの特性が発達早期から確認されると、総合的な診断を経て自閉スペクトラム症と認められます。特性の強さに応じて3段階の重症度があり、支援を要する「レベル1」、十分な支援を要する「レベル2」、非常に十分な支援を要する「レベル3」に分けられています。

併存症を抱えやすく、実に約88%以上がひとつ以上の疾患を持っていると言われています。知的能力障害の併存も見られますが、逆に極めて高い知的能力を有していることもあります。

厚生労働省によれば、自閉スペクトラム症の発生頻度は約1%とのことです。男性に多い傾向が見られ、発生頻度は女性の約4倍という報告もあります。

自閉スペクトラム症には大きく2つある【眠れなくなるほど面白い 図解 臨床心理学】

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 臨床心理学』監修/湯汲英史

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 臨床心理学』
監修:湯汲英史

ADHDや学習障害、統合失調症やパニック障害などの言葉を耳にする機会はありますが、なんとなく心やメンタルの不調・病気と捉えてしまいがちな臨床心理学の分野。しかし紐解いていくと実はそれぞれの症状には特性や原因があり、子どもが抱えやすいのものから大人が抱えやすいものまで様々です。また、ストレスが原因で自分では気づかないうちに発症してしまうものも。本書ではそんな一見理解し難い「心の問題」の特性や症状を図解でわかりやすく解説します。最も大切なことはしっかりと特性を理解して自分と、そして他人と向き合うことです。「自分は他人がふつうにできることができない」「職場のあの人はどうも変に感じる」「子どもがじっとしていてくれない」こうした日常のもやっとした感情も、臨床心理学を知ることで理解が深まります。また、実際に現場で心の病気を抱えた人と向き合う公認心理士師の仕事についても紹介します。臨床心理学を通して「心の問題」について知ることで、自分や他人の特性がわかり、周囲と上手に付き合っていく方法を知ることができる一冊です。

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