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睡眠不足は脳の発達に悪影響!赤ちゃんの頃の睡眠が超重要な理由とは!?【睡眠の話】

Text:西野精治

脳内の新しい神経回路は睡眠中に構築される

生まれたての赤ちゃんは、ほとんど眠ってばかりいます。多相性睡眠といい、昼夜関係なく睡眠と覚醒をくり返します。生後28日までの赤ちゃんは、1日約16時間も眠ります。大人とちがい、レム睡眠がかなり長く、深いノンレム睡眠も多く現れます

赤ちゃんの脳は、外からさまざまな刺激を受けながら、脳内の神経回路(シナプス)をどんどんつくり、不要なものは除去され、発達していきます。

こうした脳の活動は、おもにレム睡眠時に行なわれています。脳の発達の観点からも、乳幼児期の睡眠はとても大切なのです。

その後、成長するにつれて、起きている時間がだんだんと延び、6歳ごろには日中14〜15時間くらいは起きつづけられるようになります。小学校を卒業するころ、大人と同じような睡眠パターンが確立されます。

一方、睡眠時間が十分でないまま成長してしまうと、脳の発達に悪影響があるともいわれています。

実際、睡眠が足りない子どもたちに、発達障害の注意欠陥多動性障害(ADHD)や学習障害(LD)の子どもと同じような症状がみられるようになったケースもありました。

近年、インターネットの広まりなどから、子どもの睡眠不足は問題になっています。子どもの睡眠を守るのも、今の社会の課題でしょう。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話』
監修:西野精治

ぐっすり、すっきりを同時に手に入れる。明日、人生最高の朝になる──。最先端の睡眠法で常識が変わる。今晩からできる睡眠革命! なかなか寝つけない、眠っても疲れがとれない、眠りが浅くて寝たりない──。多くの人が気になる睡眠のお悩み。スタンフォードに学ぶ最新の研究をもとに睡眠の科学的メカ二ズムを解明しました。つい人に話したくなる睡眠の新常識から、スムースな入眠のためのメソッド、睡眠習慣のつくり方まで、極上の眠りを手に入れる方法を、図解データとともにズバリ解説します。