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「自律神経失調症」と「うつ病」の違いとは?【ストレスの話】

Text:ゆうき ゆう

実は自律神経失調症という病気は存在しない

体調不良で病院を受診し、医師から「自律神経
失調症」といわれたことはないでしょうか。実は
自律神経失調症というのは正式な病名ではありま
せん。自律神経の働きが乱れることによって生じ
る不調のことで、本来なら「うつ病」「パニック障
害」「適応障害」といった精神的な病気に該当しま
す。しかし、それらの病名をつけにくい場合や本
人に説明しにくい場合などに、自律神経失調症と
いう名称が使われているのです。

そもそも「自律神経」は、自分の意思とは無関
係に働く神経のこと。私たちの体内では「交感神
経」と「副交感神経」という異なる働きをする2つ
の自律神経がバランスをとり合い、呼吸や血液循
環、体温調節や消化といった身体機能の調整を担
っています。しかし、ストレスの影響などにより
自律神経のバランスが乱れると、その身体機能の
調整もうまくいかなくなります。内臓の働きなど
全身の機能が低下し、さまざまな不調が表れてく
るのです。例えばうつ病になると食欲低下や睡眠
障害などの症状が表れますが、これらはいずれも
自律神経の乱れが原因で起こる症状です。

そのため治療にあたってまず重要なのは、自律
神経を乱す精神的な病気の有無を確認することで
す。そして元となる病気が特定されたら、ストレ
スのコントロールとともに、薬物療法やカウンセ
リングなどの適切な治療が行われます。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 ストレスの話』
著:ゆうき ゆう

「ストレス社会」といわれている現在、
科学や技術の発達で快適になっていく日々の生活とはうらはらに、
ストレスからくる心身の不調に多くの人が悩まされています。
ストレスの原因は仕事や学校、家庭、SNSなど人によってさまざま。
特に最近では、新型コロナウイルスの影響で
これまでの生活様式が大きく変化し、何かと行動も制限されました。
それにより、たまったストレスをうまく発散できずに常にイライラしたり、
不安感がいつまでたってもぬぐえずあまり眠れなくなったり…
また、ストレスは自律神経を乱す原因になるため、
放置すると免疫力も下がり、体の不調を招くことになります。
近年20~30代に多く見られる「過敏性腸症候群」はそのひとつで、
病院に行って検査をしても異常がみつからないのに、
日々便秘や下痢などの腹痛に悩まされる病気です。
早いうちに対処しなければ、
毎日腹痛におびえながら生活しなければならないという
新たなストレスが加わって悪循環に。
本書では、そんな諸悪の根源であるストレスの解消法を医師が解説。
そもそも自律神経が乱れるまでストレスをため込まない男女別の考え方と、
たまってしまったらすぐに自宅で解消できる方法を、
メンタルマネジメントや栄養、運動など実用的な内容で紹介しています。

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