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ストレスの持つ優れた効能のひとつ「チャレンジ反応」とは!?【ストレスの話】

Text:ゆうき ゆう

悩みや苦しみをバネにして重圧を跳ね返す

チャレンジ反応はストレスを抱えたとき、その反動として何かに挑戦する気持ちが湧き上がることです。例えば、ストレスの原因となった失敗から学び、次の機会にはより良い結果を得ようと努力することなどです。これは失敗というストレスを受けたことで、それを跳ね返そうとする思いが芽生えたのです。もしも失敗をしなければ、何も変わらなかったかもしれません。

このようにネガティブな出来事がきっかけとなり、その反動で大きなことを成し遂げるのを「リバウンド効果」といいます。例えば、ボールを床に落としても小さく弾むだけですが、強く投げ落とせば反動で大きく跳ね上がります。同じことがストレスを受けたときにもいえるのです。

つらいときも人に相談せず、自ら問題の解決をはかろうとするタイプが多い男性には、比較的「チャレンジ反応」が起こりやすいとされます。「何とかしなければ」という前向きな気持ちで、自分を奮い立たせているのでしょう。精神的なダメージに負けることなく、むしろそれをバネにして問題解決をはかったり、新しい世界を切り拓いたりする。こうした行動を誘発するのも、ストレスの持つすぐれた効能のひとつです。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 ストレスの話』
著:ゆうき ゆう

「ストレス社会」といわれている現在、
科学や技術の発達で快適になっていく日々の生活とはうらはらに、
ストレスからくる心身の不調に多くの人が悩まされています。
ストレスの原因は仕事や学校、家庭、SNSなど人によってさまざま。
特に最近では、新型コロナウイルスの影響で
これまでの生活様式が大きく変化し、何かと行動も制限されました。
それにより、たまったストレスをうまく発散できずに常にイライラしたり、
不安感がいつまでたってもぬぐえずあまり眠れなくなったり…
また、ストレスは自律神経を乱す原因になるため、
放置すると免疫力も下がり、体の不調を招くことになります。
近年20~30代に多く見られる「過敏性腸症候群」はそのひとつで、
病院に行って検査をしても異常がみつからないのに、
日々便秘や下痢などの腹痛に悩まされる病気です。
早いうちに対処しなければ、
毎日腹痛におびえながら生活しなければならないという
新たなストレスが加わって悪循環に。
本書では、そんな諸悪の根源であるストレスの解消法を医師が解説。
そもそも自律神経が乱れるまでストレスをため込まない男女別の考え方と、
たまってしまったらすぐに自宅で解消できる方法を、
メンタルマネジメントや栄養、運動など実用的な内容で紹介しています。

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