食べ物が脂肪になるまで
内臓脂肪の怖さや特性がわかってきたところで基本に戻り、「食べるとなぜ太ってしまうのか」についておさらいをしておきましょう。例えば、炭水化物(糖質)は体内でブドウ糖に分解され、生命活動(代謝)のためのエネルギー源になります。
このとき余ったブドウ糖は、筋肉や肝臓に糖の一種グリコーゲンという形で変換・貯蔵され、それでも余ったブドウ糖を脂肪細胞に中性脂肪として蓄えます。これがいわゆる脂肪。ただ、筋肉や肝臓の許容量には限界があり、グリコーゲンをたくさんためておくことはできません。
しかし、脂肪細胞は栄養があるだけ増殖するので、限りなく中性脂肪をため込みます。つまり、余剰分の栄養が次々と脂肪細胞へと運ばれ、体脂肪をどんどん増やす仕組みになっているのです。また、脂肪細胞は「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の2種類に分類できます。なかでも、肥満と関係があるのが、体脂肪を構成する白色脂肪細胞のほう。
通常0・08㎜程度の大きさですが、栄養を蓄えると最大で約1・7倍にまで膨らみます。しかも、肥大と分裂を繰り返すので、その増殖はすさまじいものです。これは、内臓脂肪や皮下脂肪が止めどなく増えることを意味しますので、考えると恐ろしくなります。逆に、褐色脂肪細胞は、脂肪を消費して熱を発生させる働きをしてくれます。
自分の肥満度を確認しよう!
BMI値と、腹囲の測定値で肥満度をチェックします。腹囲での確認方法とBMIの基準値は、実際の健康診断でも用いられているものです。
BMIって何?
BMI(Body Mass Index)の略。体重と身長から算出される、肥満度をあらわす指数。国際的に用いられている。
BMIの算出方法
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
体重75kg、 身長170cmの人の場合
75(kg)÷1.7(m)÷1.7(m)=25.95
『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』はこんな人におすすめ!
・健康的に痩せる方法を知りたい!
・痩せるメカニズムについて知っておきたい!
・内臓脂肪を落とせる食事を知りたい!
以上の方には「図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術」は大変おすすめな本です。
昔と違い、今では「健康のためのダイエット」という考えが一般的に普及しています。しかし、どうしても「簡単に・楽に・短期間にやせる」ということばかりに目がいってしまい、必要以上に無理をして体調を崩したり、ダイエットがきつすぎて途中で断念してしまう方が少なくないのも事実です。
本書では、いかに「無理なく継続できる方法で内臓脂肪を減らしていくか」をテーマに、そのノウハウをわかりやすく紹介していきたいと思います。続かないダイエットからの脱却を一緒に目指しましょう。
意識すべき4つのプログラム
本記事では「継続できるダイエット」を進めていく上で、重要な4つのプログラムについて紹介します。すべての基礎になる考えですので、ぜひ熟読してください。
胃を本来の大きさに戻す
内臓脂肪が増えるのは、大きくなりすぎた胃のせい。まずは胃の大きさを元の状態に戻すことを目標にしましょう。胃が小さくなれば、それに見合った食事の量で満足でき、無理なく減食ができます。
食事の半分をたんぱく質が豊富な食品に変える
筋肉の60%はたんぱく質で構成されているため、たんぱく質を多くとることで筋量、筋力がアップ。これが基礎代謝量を上げ、脂肪の燃えやすい体にします。食事の半分を高たんぱく食品にしましょう。
「内臓脂肪燃焼 万能ふりかけ」をつくる・使う
高野豆腐は最強の高たんぱく質食材。そのまま食べても効果的ですが、高野豆腐でつくる「内臓脂肪燃焼 万能ふりかけ」なら、いつでもどんな食品にも使いやすく、手軽にたんぱく質を摂取できます。
大きな筋肉・広背筋を鍛えて基礎代謝量のアップを狙う
上半身の筋肉のなかでも広範囲を占める、広背筋を鍛えることで、消費エネルギーを効率よく高め、脂肪燃焼を促進させることができます。腹筋の筋力不足もカバーし、ぽっこりお腹の抑制にも。
シリーズ累計300万部は伊達じゃない!豊富に使われた図解の圧倒的わかりやすさ
本書は「図解」と銘打っているだけあって、図解やイラストがふんだんに使われています。手に取っていただいた読者から理解しやすいと大好評を得ているシリーズです!
右ページに文章、左ページに図解で解説という形で全頁が構成。
さくっと読めてしまうのに、しっかりとした専門家の知識を身につけることができるのが最大の魅力です!この「図解シリーズ」は300万部を突破している大ヒットシリーズです。
【書誌情報】
『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
監修:土田 隆
【書誌情報】
『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
著:土田 隆
「最近太ってしまった」、「色々な方法を試したけどなかなか痩せない」、「健康診断の数値も悪くなっている」……。運動不足やストレス、暴飲暴食など原因はさまざまですが、いつの間にかぽっこりおなかになってしまっていたり、病院でメタボの判定を受けてしまった、なんて方も多いのではないでしょうか。しかし痩せようと思っても思うように結果が出なかったり、ストレスから食べ過ぎてしまったり、なかなか継続するのは難しいもの。ですが、その状態を放っておくと内臓脂肪が蓄積して生活習慣病になったり、さらには重度の病へ発展することもあります。そんな悩みを持つ人に向けて、長年肥満治療を行ってきた医師が考案した、ストレス無く痩せてリバウンドもしない『内臓脂肪が落ちる最強プログム』を紹介します。そもそも今の現代人の食事量は多く、その結果として胃が大きくなってしまっていることもあるため、胃のサイズを正常化して自然と痩せていく体作ります。また、たんぱく質をしっかり取り、筋肉と代謝をアップさせて脂肪を消費するための本書オリジナル『内臓脂肪燃焼 万能ふりかけ』の作方も紹介!あらゆる食事に振りかけるだけで高たんぱく食に早変わりする魔法のようなふりかけで、みるみる体が変わります。そのほか、痩せるために必要な生活習慣や、代謝を上げるために一番鍛えるべき「広背筋」の鍛え方までしかあり解説します。誰でも簡単に痩せられて継続しやすいメソッドなので、体型が気になる方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。
公開日:2024.02.07