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肉を食べるなら赤身肉や鶏胸肉が◎

Text:土田隆

コレステロール値の上昇に要注意

最近テレビなどで肉のもたらす健康効果について、よく目にすることがあります。肉を食べることで飽和脂肪酸が血管を丈夫にし、さらにタンパク質は筋肉のもとになるため、高齢になっても肉を食べていれば、より健康的に長生きができる、といった話です。

その一方で、少し前には肉を食べるとコレステロール値が上がるから高齢になったら控えなさい、という声も多く聞かれました。事実、肉の飽和脂肪酸にはコレステロール値を上げる作用もあるため、中高年以上で肉を食べる頻度が多い方はコレステロール値の上昇による動脈硬化が心配です。なお、飽和脂肪酸は肉の脂身だけでなく、カップ麺などのインスタント食品やスナック菓子、チョコレートなどにも多く含まれています。お肉を楽しみたいならこうした菓子類は極力控えたほうがいいでしょう。

とてもセンセーショナルなニュースではありますが、あくまでこれは実験のために脂肪だけを与え続けた結果。人間の食生活で脂肪だけを摂り続けることは普通ありえないので、これがそのままヒトにも当てはまるとは必ずしも言い切れません。ですが、昨今の健康ブームで「健康にいい」「ダイエットに効く」などとマスコミが取り上げた食材が爆発的に売れるという状況が日常化しているのも、また事実。

「それでも肉が食べたい!」という方は、食べる部位でもひと工夫。脂身の多い部位は避け、肩やももなどの赤身がオススメです。牛の赤身肉や鶏の胸肉は低カロリー、低脂肪、高タンパクとまさにダイエットに最適の完璧食材。

しかも赤身肉に多く含まれるLカルニチンには脂質の代謝を促進し、体に脂肪がつきにくくする働きもあるのです。体脂肪やコレステロールが気になる方は断然、赤身肉がオススメです。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 体脂肪の話』
著:土田隆

シリーズ累計発行部数80万部突破!体脂肪をテーマに、健康・実用ジャンルで制作する図解シリーズ最新作!ダイエットでも課題になる体脂肪。そもそも内臓脂肪と皮下脂肪ってどう違うの?など基礎的な話から、それぞれがどういう理由で付いてしまうのか、また、付いてしまったら最短で落とす方法は?などなど、体脂肪に関する実用的な情報をわかりやすく、図解、イラスト付きで専門家が解説します。お腹のお肉がなかなか落ちない…。健康診断で内臓脂肪を指摘された…。そんな悩みは本書で一発解消!自分と家族の体と健康のためにぜひ読んで頂きたい一冊です。

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