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斜面が上手くなる練習法は…!?【タケ小山のゴルフ超上達ノート】

Text:タケ小山

ここでは斜面について話をしましょう。プロにも嫌な斜面があるんですが、それはつま先下がりです。つま先下がりは足元が高くてボールが低いわけですが、ダウンスイングでクラブが入ってくる斜面が高く、普通に振ると地面に当たってしまいます。そのためクラブを外から入れてくるしかないのですが、これが曲者で、ボールがつかまり過ぎてしまうんです。アマチュアの場合はクラブが外から入るとスライスになります。だからつま先下がりだと右に飛んでしまう人が多いのですが、プロはつかまえ方を知っているから逆にフックになります。そこに難しさがあるんですね。

そこでどうするかというと、スライス回転をかけて打ちます。フェースを開いておいて、カット気味に入れることで引っかけないように打つんですね。なぜこういうマネジメントになるのかというと、予想しない球が出るのが嫌だからです。いわゆる逆球ですね。プロはいかなる場合でもまっすぐ狙うということはしません。必ずどちらかに曲がるように打って、曲がり過ぎたら仕方がないという風に考えるのです。同じ理由で左足下がりの斜面もプロは好きではないですね。この斜面もダウンスイングで地面が邪魔ですから、上からクラブを入れざるを得ません。青木功プロやセルヒオ・ガルシアのように上からドーン! とクラブを入れて低い球を打っていく選手は問題ありませんが、クラブが下から入る選手、石川遼プロなどもそのタイプですが、高弾道のドローが持ち球の選手は基本的に左足下がりは嫌なはずなんです。このように、左足下がりやつま先下がりはプロアマ問わず難易度が高く、アマチュアが上手く打てる確率はおそらく10〜30%ぐらいではないでしょうか。

これがつま先上がりや左足上がりになると、苦手意識があるというアマチュアはそう多くないと思いますが、それはボールがつかまえやすいからです。左足上がりなどは %ぐらいの確率で上手く打っているような気がしますが、クラブが下から入りやすいライでもあるので、プロはあまり好きではありません。左足下がりでつま先下がりという複合斜面の傾斜がきつい場合も嫌ですが、左足上がりでつま先上がりという複合斜面もかなり気持ちが悪いのです。これがバンカーになると最悪で、クラブが砂に刺さってしまうので、上手く打つことが難しくなります。要するに斜面からのショットには段階があるということです。最初の頃はボールがつかまる左足上がりやつま先上がりを比較的打ちやすく感じますが、上手くなるにつれて、つかまってしまうがゆえの難しさがわかってくるということですね。そしてもちろん、目標も高くなっていきます。斜面から上手く打てればオッケーだったものが、グリーンをとらえたいという気持ちに変わっていきます。

となると、それなりのテクニックを覚えなければいけないわけで、斜面からのショットがローハンデキャップへの道といえないこともありません。斜面から上手く打つには利き目の下にボールを置くことですが、もう1つポイントをあげるなら、ソールを上手く使うことなんです。クラブの刃が地面に刺さ ってしまい、抜けなくなるからミスになるのであり、これを防ぐにはソールを地 面で滑らせるように打つのがコツです。 そういう意味で、左足下がりでつま先下がりのフェアウェイバンカーから打つのは斜面のよい練習になります。ソールが滑りやすい状況になっているので、必要以上に打ち込まなければ、ソールが勝手に滑ってボールをとらえてくれるからです。斜面から上手く打てない人は刃がつっかかってしまうから上手く打てないのであり、砂の上でソールを滑らせる感覚をつかめば、どんな斜面でもそこそこ打てるようになるのです。

【書誌情報】
『タケ小山のゴルフ超上達ノート 誰も言わない実戦的スコアアップ術』
著者:タケ小山

ゴルフスイングの習得に熱心になるあまり、スコアが二の次になっているアマチュア・ゴルファーが多い昨今。「残念ですが、こういう“スイング道”信者はスコアは作れない」と著者は言う。では、肝心のスコアメークの方法は? 本書では、ショット、アプローチ、パッティング、マネジメント、スコアアップの5項目でその方法を解説。2019年の新ゴルフルールの活用法など、具体例を上げて、わかりやすく紹介している。タケ小山流スコアの作り方が満載の1冊!