BMIを見直せ!
健康診断で行われる「メタボリックシンドローム判定」、通称「メタボ判定」で使われる項目のひとつに、肥満度を表す体格指数「BMI(Body Mass Index)」があります。具体的には、体重(キログラム)を身長(メートル)の二乗で割ることで計算され、これが25を超えると保健指導の対象になることがあります。
このBMIですが、これまではもっとも病気になりにくい理想値は22というのが一般的でした。しかし、アメリカ疾病対策予防センターのレポートによれば、BMIが25以上30未満の「肥満(1度)」(左表参照)の人が一番長生きするという結果になったのです。しかも、18.5以上25 未満の「標準体重」の人よりも死亡リスクが6%も低いというのです。
そのため、現在のアメリカでは、BMI30以上を肥満としています。ただし、これはアメリカ人の体格や肥満が非常に多いという事情を考慮しなければなりません。日本人でBMI30というのは相当な肥満体ですから、これをそのまま日本人にあてはめるのは無理があるでしょう。
そこで、理想とされてきた22よりも少し基準を緩めて、44歳以下であれば成人病リスクを考えて男女とも18.5以上25未満の「標準体重」をキープ、45歳以降は男性30、女性25以下をひとつの目安と考えて下さい。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 糖質の話』著:医学博士 牧田善二
夏までに絶対痩せたい!「糖質の話」はこんな人におすすめ!
・やせて健康になり、長生きしたい!
・「糖質制限」の基本をしりたい。
・外食したときに何を食べて良いかわからない…
そう感じている方にはぜひ本書『眠れなくなるほど面白い 図解 糖質の話』を手に取っていただけたらと思います。
本書『眠れなくなるほど面白い 図解 糖質の話』では「糖質」の本質について図解を用いてわかりやすく解説します。糖質と健康の関係だけでなく居酒屋やファミレスなどで困ったときのメニュー選びとして糖質が少ないものをご紹介!読むだけで一気に糖質のことが理解できます。
シリーズ累計220万部を突破した「図解シリーズ」の読みやすさ
図解シリーズは、右側に文章左側に図解が乗っているので、本が苦手な人にも理解しやすい構造になっています。
図解シリーズには健康・実用だけでなく大人の学びなおしにぴったりな教養のテーマも。ぜひ手に取って確認してみてください!
カロリー制限VS糖質制限やせるのはどっち?
人が太るただひとつの原因は「糖質」にあります。そう断言できる理由を見ていきましょう。私たちはブドウ糖と酸素を反応させてエネルギーを作り出して生きていますので、糖質は必須です。ところが、糖質を必要以上に摂ると、エネルギーとして使われなかったブドウ糖が余ってしまいます
血中にブドウ糖が余ってくると、すい臓から出てくるインスリンというホルモンの働きで、ブドウ糖はグリコーゲンに替えられ、筋肉や肝臓に貯蔵されていきます。ところが、貯蔵できないほど余ってしまうと、脂肪として体内に溜め込んでしまうのです。
つまり、糖質を摂り過ぎてブドウ糖が余るから太るのです。
お酒は飲んだほうがいい!
肥満の原因はカロリーではなく糖質ですから、「太り気味だからお酒を控えるべき」というのは大きな誤解です。むしろ、お酒をまったく飲まないよりは、適度に楽しんだほうが、血糖値が上がらず太らないというエビデンスがあります。
ただし、ビールや日本酒、紹興酒は糖質を多く含むので、飲むならワインや蒸留酒(焼酎やウイスキー)にしましょう。
もちろん、お酒に弱い人が無理して飲む必要はありませんし、飲み過ぎには注意が必要ですが、食事とともに適量の飲酒を楽しむことは、肥満対策に効果があるのです。
どっちを選ぶ?
小腹が空いたときは我慢するのではなく、間食しても構いません。ただ間食も、どのようなものを食べるのかによって大きく違ってきます。
糖質制限を具体的に解き明かす!
★日本食は「ヘルシー」は大きな間違い!
★ちょこちょこ食べたほうが太らない
★〝野菜を最初に食べると太りにくい〞は本当
★若々しくパワーの溢れる身体を作るには
★ダイエット商品でも大人気! 人工甘味料は敵か? 味方か?
などなど気になるタイトルが目白押し!他にも「糖質なんでもQ&A」で糖質制限のありがちな疑問をひとつずつ答えていきます!
いかがでしたか?糖質制限でお酒を飲んでいいなんて最高ですよね!これから夏に向けて糖質制限でダイエットを行ってみたい方にもおすすめの一冊です。
本書『眠れなくなるほど面白い 図解 糖質の話』を通じ、「糖質制限」の基本、病気との関係、ありがちな誤解などを理解して、「糖質制限」についての知識を深めていただければ幸いです。
公開日:2022.09.03