不食日を楽にする眠りの極意
「不食日」とは、断食中に水または白湯のみで過ごす日のことです。胃が空っぽになって体がすっきりする感覚は、断食の醍醐味ではありますが、慣れないうちはきついと感じるかもしれません。また、不食日は眠気やだるさ、頭痛、あるいはイライラするなど様々な体調の変化が起こりやすくなります。
そんな不食日を楽に乗り切るキーポイントとなるのが、前日の睡眠です。睡眠の質には、自律神経が関係しています。通常、寝ているときは副交感神経が優位に働き、体の修復や回復などを行います。しかし、自律神経が乱れ、体を活動モードにする交感神経が優位のままだと眠りが浅く、疲労感が抜けなくなります。
さらに、自律神経が乱れた状態で朝を迎えると、血糖値が安定せず食欲を抑えるのが難しくなったり、眠気やふらつきの原因になったりと、不食日の足を引っぱるようなことが起きやすくなります。
不食日は、前日の眠りについたときから始まっていると考えればわかりやすいかもしれません。前日の夜は、食事や家事などを早めに終わらせましょう。後はお風呂に入って眠るだけ。そう思うだけでもリラックスでき自律神経が整っていくので、自ずと質のよい睡眠をとれるようになります。
出典:『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』
【書誌情報】
『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』
著:関口 賢
運動不足や日々の生活の忙しさなど、さまざまな理由で太ってしまった、さらに「何をやっても痩せない…」という人も多いと思います。そんな人に向けて、本書では10万人以上を痩せさせてきたダイエット専門鍼灸院の総院長である著者が考案した、自宅でできる究極のダイエット法『ずぼら断食』を紹介します。人間は食べることが必要不可欠ですが、食べることで不健康にもなります。体のためにと思って食べていたことが、逆に体の負担になってしまっていることもあり、それが肥満や不調の元になっているのです。まずは食べないことがどのような健康効果をもたらすのかを徹底解説。そのうえで、誰でも簡単に取り入れられる8時間断食から、痩せて体質改善もできる16時間断食、ストンと痩せて体がリセットできる24時間断食、さらにストイックにガッツリ体重を落としたい人向けの32時間断食など、自分自身の目的とやりやすさに合わせた4つのプログラムから選択できます。栄養過多な状態にある体を断食で一度リセットすることで、何をしても痩せなかった体がみるみる痩せていくだけでなく、慢性的に感じていた不調や健康診断の数値も劇的改善できます!ダイエットでなかなか結果がでない人も、疲れやすかったり、原因不明の謎の不調を抱えている人などにもぜひ手に取って頂きたい一冊です。
公開日:2024.01.26