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自律神経の乱れによる腰痛の原因とは!?【原因不明の腰痛は自律神経が9割】

Text:小林弘幸

心因性腰痛は若くても起こる

●悩みごとが無くなると腰痛が消える?
  腰痛には、骨や筋肉、内臓などの不調による『画像診断ができる腰痛』と心因性腰痛を含む原因不明の『画像診断が難しい腰痛』の2つがあります。目で見える明らかな異常であれば、その原因を治療してとりさったり緩和することで腰痛は改善します。しかし、自律神経の乱れからくる腰痛などに対して体の不具合からくる腰痛のための治療をしても、ほとんど効果は見込めません。むしろ過度な体操などは腰を痛めてしまう可能性もあります。

そんな自律神経の乱れによる腰痛は、外傷や疾患の腰痛と違い、原因があまりよくわかっていません。しかし、心の余裕のなさや生活状況の変化、色々なストレスにより腰痛が発生し、その痛みが増す場合もあります。自律神経の乱れが血管に影響を与えて血行不良を招き、腰痛が発生しているのかもしれません。原因不明の腰痛でも、ちょっとした可能性が見えてくるだけで、「何をしても治らない」という不安を減らすことができます。

通常、加齢による骨の変形などの腰痛は30代や40代では起きません。しかし男性は30代、女性は40代から副交感神経の働きが低下し、交感神経が優位な状態になりやすくなります。疲れが抜けずに不調を感じるようになりがちなので、少しでも自分に当てはまるのであれば、心因性腰痛に対して自律神経を整えて対処していきましょう。

腰痛は2種類存在する


自律神経は加齢で乱れやすくなる

歳をとって人生経験を積み重ねて精神的に強くなったとしても、弱くなるのが自律神経。男性では30代、女性は40代から副交感神経の働きが落ちて交感神経が優位な状態になり、疲れも抜けにくくなります。若い頃は無理できても、同じようにバランスを取ることが難しくなってしまいます。


若い頃と同じではない。メンタルの強さと自律神経の強さは別物。腰痛がある人は自分のストレスを知ろう。

【出典】『原因不明の腰痛は自律神経が9割』
著:小林弘幸/順天堂大学医学部教授 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)など、著書も多数。

病院で検査してもわからない……。原因不明の腰痛を“自律神経”から改善する一冊。国内でおよそ3000万人が悩んでいるとも言われている『腰痛』。
腰痛の原因はぎっくり腰やヘルニアなど様々ですが、実はその80%以上が原因不明と言われています。コロナ禍でカラダを動かすことが少なくなったため、「座りっぱなしだったから」「運動不足だから」と腰痛の原因を運動不足や筋肉疲労によるものだと思い込み、原因を突き止めようと病院を受診しても、結果は『異常なし』。よくわからないまま筋弛緩剤や炎症を抑える薬だけ飲むも、なかなかよくならない、という人が多くいます。また、腰痛は気になるがゆえにインターネットで検索すると、ガンや膵炎などの症状と一致することもあり、長く続くと不安に煽られて毎日楽しく生活することができなくなってしまうことも。そんな長引く謎の腰痛ですが、それはストレスと自律神経の乱れから来る現代病『心因性腰痛』かもしれません。本書では、そんな原因不明の腰痛を持つ人に向けて、自律神経の名医が腰痛の原因になっている自律神経を整えて痛みを取る『心因性腰痛』の改善法を紹介します。リラックスするための入浴法から腸がよみがえる食事法、心を軽くするために必要な考え方、生活習慣など、誰でもすぐに実践できる心因性腰痛の改善法を掲載します。しつこい痛みで、マッサージ・整体・針など、どんなに骨や筋肉への治療を試しても良くならない腰痛をお持ちの方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

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