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過剰に煽るネット記事に注意!WEB検索が腰痛の痛みを倍増させる理由とは?【原因不明の腰痛は自律神経が9割】

Text:小林弘幸

「腰 違和感」「腰痛 ガン」等…インターネット検索が痛みを倍増させる

●過剰に煽るネット記事に注意
   病院を受診して医者に「ネットに○○病と書いてありました。私はその病気なんでしょうか」と神妙な面持ちで話す人がいます。同じように自分で調べた上で、心配そうに質問する人はここ数年でかなり多くなっていると思います。インターネットはすぐに情報にアクセスできる反面、信頼性の低い内容が散見されてます。

 例えばGoogleにて腰痛と検索すると「重病」や「ガン」というワードがサジェストに表示されます。もちろんガンによる腰痛というのも存在するので否定はしません。しかし、少し気になって気軽に『腰 違和感』などと調べた際に、ガンという強いワードを見てしまうとどういう風に感じるでしょうか? サイトを作っている側は、より過激なワードを使ってたくさんの人に読んでもらうことがビジネスだったりします。見られた数によって広告収入が得られるからです。

心因性腰痛は自律神経の乱れによる腰痛です。自律神経が乱れかかったタイミングで、よりメンタルにストレスを与えることは痛みを強めてしまい、体にとって害でしかありません。原因不明であることを心配するのであれば、インターネットに答えを求めるのではなく、まずは医師に相談してください。人を不安にさせる情報は解決策ではなく、毒にもなってしまいます。心配なのであれば病院で検査をして安心を得ましょう。

インターネットによる知識毒

●人を煽って無駄に心配にさせるメディア
   憑信性の低いメディアには行き過ぎた情報や知識が踊っています。中には、情報弱者をターゲットにした商品も。腰痛だからといって過剰なリスクや心配をすることは、それ自体が自律神経の乱れを生んでしまいます。ネットの頼り過ぎは危険です。


【出典】『原因不明の腰痛は自律神経が9割』
著:小林弘幸/順天堂大学医学部教授 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)など、著書も多数。

病院で検査してもわからない……。原因不明の腰痛を“自律神経”から改善する一冊。国内でおよそ3000万人が悩んでいるとも言われている『腰痛』。
腰痛の原因はぎっくり腰やヘルニアなど様々ですが、実はその80%以上が原因不明と言われています。コロナ禍でカラダを動かすことが少なくなったため、「座りっぱなしだったから」「運動不足だから」と腰痛の原因を運動不足や筋肉疲労によるものだと思い込み、原因を突き止めようと病院を受診しても、結果は『異常なし』。よくわからないまま筋弛緩剤や炎症を抑える薬だけ飲むも、なかなかよくならない、という人が多くいます。また、腰痛は気になるがゆえにインターネットで検索すると、ガンや膵炎などの症状と一致することもあり、長く続くと不安に煽られて毎日楽しく生活することができなくなってしまうことも。そんな長引く謎の腰痛ですが、それはストレスと自律神経の乱れから来る現代病『心因性腰痛』かもしれません。本書では、そんな原因不明の腰痛を持つ人に向けて、自律神経の名医が腰痛の原因になっている自律神経を整えて痛みを取る『心因性腰痛』の改善法を紹介します。リラックスするための入浴法から腸がよみがえる食事法、心を軽くするために必要な考え方、生活習慣など、誰でもすぐに実践できる心因性腰痛の改善法を掲載します。しつこい痛みで、マッサージ・整体・針など、どんなに骨や筋肉への治療を試しても良くならない腰痛をお持ちの方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

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