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長引く腰痛=ガンというネット情報や自己診断が間違っている理由とは?【原因不明の腰痛は自律神経が9割】

Text:小林弘幸

長引く腰痛=ガンというネット情報や自己診断が間違っている理由

●ガンによる腰痛の痛みについて
ガンによる腰痛が疑われる場合には、すぐに病院での診断をオススメします。しかし、不安を抱えている人もいると思いますので、ここではガンによる腰痛とその他の腰痛との違いについてまずはご紹介します。ガンによる腰痛は転移性骨腫瘍悪性と呼ばれ、骨にガンが転移することによって発生します。まれに、無痛患者もいますが多くの場合、非常に耐え難い痛みを訴えます。

しかも24時間365日痛みが発生し、横になっていても痛みがあります。中長期的には食欲がなくなったり体重の減少、骨が欠けてしまうといった症状も発症します。そういった意味で心因性腰痛とガンでは、痛みのタイミングとレベル、そして腰痛の結果、起きる体への影響は大きく異なります。ですから、ガンかもと疑っている人は、常時の腰痛か否かを一時的な判断材料として考えてみると良いでしょう。また、不安なままだと、それが心にストレスとなり心因性腰痛が発生する可能性もあります。

ガンは自己診断では発見しにくい病気です。病院に行くだけで「見つからなくて結果的に良かった」と安心できますので、精密検査をしておきましょう。また、健康診断や人間ドックをおろそかにせず、ちゃんと受診し続けることも非常に大事です。

ガンがきっかけの腰痛と心因性腰痛は別物

●ガンへの恐怖に対しては正しい学びと検査を
ガンの痛みかどうかは病院の検査ですぐにわかる。心因性腰痛と比較すると激痛や24時間痛む場合が多い。ネットや不安を煽る本を鵜呑みにしないで!


病院へは人間ドックや健康診断などのタイミングを待たずに行っておきたいところ。検査に多少のお金はかかるものの、その価格に対して得られる安心感は大きく、かつ早期発見により完治の可能性が上がります。専門病院に行きましょう。

【出典】『原因不明の腰痛は自律神経が9割』
著:小林弘幸/順天堂大学医学部教授 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)など、著書も多数。

病院で検査してもわからない……。原因不明の腰痛を“自律神経”から改善する一冊。国内でおよそ3000万人が悩んでいるとも言われている『腰痛』。
腰痛の原因はぎっくり腰やヘルニアなど様々ですが、実はその80%以上が原因不明と言われています。コロナ禍でカラダを動かすことが少なくなったため、「座りっぱなしだったから」「運動不足だから」と腰痛の原因を運動不足や筋肉疲労によるものだと思い込み、原因を突き止めようと病院を受診しても、結果は『異常なし』。よくわからないまま筋弛緩剤や炎症を抑える薬だけ飲むも、なかなかよくならない、という人が多くいます。また、腰痛は気になるがゆえにインターネットで検索すると、ガンや膵炎などの症状と一致することもあり、長く続くと不安に煽られて毎日楽しく生活することができなくなってしまうことも。そんな長引く謎の腰痛ですが、それはストレスと自律神経の乱れから来る現代病『心因性腰痛』かもしれません。本書では、そんな原因不明の腰痛を持つ人に向けて、自律神経の名医が腰痛の原因になっている自律神経を整えて痛みを取る『心因性腰痛』の改善法を紹介します。リラックスするための入浴法から腸がよみがえる食事法、心を軽くするために必要な考え方、生活習慣など、誰でもすぐに実践できる心因性腰痛の改善法を掲載します。しつこい痛みで、マッサージ・整体・針など、どんなに骨や筋肉への治療を試しても良くならない腰痛をお持ちの方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

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