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ストレスを緩和する1人でできる簡単なセルフカウンセリングとは!?【原因不明の腰痛は自律神経が9割】

Text:小林弘幸

仕事?家庭?ストレスの原因を考える

●セルフカウンセリングを始めよう
ストレス社会と一言で形容するのは簡単ですが、本当に人それぞれで抱えているストレスの大きさは異なります。家族内の不和、価値感の不一致、うまくいかない会社のマネージメント、責任の割に増えない給与……。大人になるとストレスコントロールがうまくなり、怒ったり悲しい気持ちになったりするのが減少するといわれていますが、その実態は我慢しているだけで、発散しなければいつか破裂します。しかし、日本では、まだストレスに対するカウンセリング等は認知されておらず、アメリカのグループセラピーのように他人と悩みを共有する機会があまりありません。

そこで、今日から1人でできる簡単なセルフカウンセリングの方法を紹介します。それは、紙に自分のストレスを書き出していくだけ。『給与が安い』『残業が多い』『子どもが反抗期』『隣人がうるさい』など。それこそ明日には忘れてしまうストレスから、今は解決できないけれどもなんとかしたいものまで何でもありです。

こうしたやり方は認知行動療法の治療方法のひとつになります。頭の中にぐちゃぐちゃに溜まっていたストレスや隠れストレスを書き出して、可視化することで整理できるというものです。悩みやイライラが出てきたらセルフカウンセリングを習慣化してみましょう。次ページの自問自答型のセルフカウンセリングもオススメです。

日本は悩みを打ち明ける機会が少ない

心に抱えたモヤモヤはカウンセリングという形でほどきます。海外では、同じ悩みを抱えた者同士が集まりグループセッションをする機会などがありますが、日本では少なく、逆に内向的な人にはストレスになることも……。そんな場合は、セルフカウンセリングがオススメ。


●自問自答形式のセルフカウンセリング
書き出すタイプのセルフカウンセリング以外に、自分で自分に質問をしていくセルフカウンセリングもオススメです。頭の中のモヤモヤをひとつずつ整理しながら、解決策を見つけ出します。


【出典】『原因不明の腰痛は自律神経が9割』
著:小林弘幸/順天堂大学医学部教授 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)など、著書も多数。

病院で検査してもわからない……。原因不明の腰痛を“自律神経”から改善する一冊。国内でおよそ3000万人が悩んでいるとも言われている『腰痛』。
腰痛の原因はぎっくり腰やヘルニアなど様々ですが、実はその80%以上が原因不明と言われています。コロナ禍でカラダを動かすことが少なくなったため、「座りっぱなしだったから」「運動不足だから」と腰痛の原因を運動不足や筋肉疲労によるものだと思い込み、原因を突き止めようと病院を受診しても、結果は『異常なし』。よくわからないまま筋弛緩剤や炎症を抑える薬だけ飲むも、なかなかよくならない、という人が多くいます。また、腰痛は気になるがゆえにインターネットで検索すると、ガンや膵炎などの症状と一致することもあり、長く続くと不安に煽られて毎日楽しく生活することができなくなってしまうことも。そんな長引く謎の腰痛ですが、それはストレスと自律神経の乱れから来る現代病『心因性腰痛』かもしれません。本書では、そんな原因不明の腰痛を持つ人に向けて、自律神経の名医が腰痛の原因になっている自律神経を整えて痛みを取る『心因性腰痛』の改善法を紹介します。リラックスするための入浴法から腸がよみがえる食事法、心を軽くするために必要な考え方、生活習慣など、誰でもすぐに実践できる心因性腰痛の改善法を掲載します。しつこい痛みで、マッサージ・整体・針など、どんなに骨や筋肉への治療を試しても良くならない腰痛をお持ちの方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。