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食事のタイミング&比率が重要!腸内環境を整える朝昼晩の食事術とは!?【原因不明の腰痛は自律神経が9割】

Text:小林弘幸

腸内環境を整える朝昼晩の食事術

●食事のタイミング、比率が重要
腸内環境を整えるには、朝昼晩の食事を正しいタイミング、比率で食べることが重要です。正しいタイミングとは1日3回、食事と食事の間は5~6時間空けて食べるというもの。腸は食べることで刺激が加わり、動き出すからです。ただし、食べ過ぎて疲弊させてしまっては逆効果。食べる量(比率)にも注意が必要です。自律神経を整えることを考えた場合は、1日のうち朝食が一番大切です。寝ている間に休んでいた腸を起こしてくれるからです。腸が動き出すことで副交感神経の働きがスムーズになり、血が全体めぐり、体も温まります。何より、朝、余裕を持った生活が送れるようになるだけでも、ストレス軽減に繋がります。

逆に朝食を抜いて、昼食をがっつり食べてしまうのは、血糖値の急上昇や腸の過度な負担に繋がるので注意が必要です。朝食を抜いてしまった場合、昼食はドカ食いに注意しましょう。夕食は好きなものをおいしく食べて構いませんが、消化にいいものを意識すると良いでしょう。そして時前に食べ終わるのが理想。より遅くなる場合は、軽めに「夜4を半分の2」にする、スープや味噌汁など胃や腸に負担のかからない食材調理法を意識してください。すぐに寝てしまう場合は無理して食べなくてもOKです。

腸内環境を整える食事の割合は4:2:4

腸に刺激を与えるため、食事は1日3回。そして朝食をしっかり!が理想です。朝食に時間をとることで心に余裕ができ、昼食を軽くすることで午後眠くならずに活動できます。


無理してリズムを追いすぎなくてもOK

腸に刺激を与えるという点で『1日3食』は大切ですが、無理して3回食べる必要はありません。

【朝食を食べられなかった場合】
昼食は胃に負担のないもの、血糖値が上がり過ぎないものを選びましょう。

【昼が会食などで食べ過ぎた】
夕食は軽めのスープや味噌汁といった汁物や豆腐などがオススメです。

【夜9時以降に帰宅した場合】
夜はいつもよりも軽めにし、半分ぐらいの量にしましょう。

【出典】『原因不明の腰痛は自律神経が9割』
著:小林弘幸/順天堂大学医学部教授 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)など、著書も多数。

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