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ヒトが歩くための大事な役割を果たしている!「土踏まず」のスゴイ効果とは?【人体の不思議】

Text:荻野剛志

土踏まずは体を支え、足を衝撃から守る!

「土踏まず」は、足裏のくぼんだところです。ヒトの足は、26個の骨が筋肉に支えられたアーチ状になっています。半円形に弧を描くアーチは、橋やトンネルにも使われているように、上からかかる力にはもっとも強い構造で、ヒトが2本足で体を支え、歩くことができるのは、足がアーチ状になっているからです。

足の裏には3本のアーチがあります。ひとつはこの土踏まずのことで、いちばん大きな内側の縦アーチ、2つめは外側(小指側)の縦アーチで、外見上わかりにくいのですがしっかりした小さなアーチ、3つめは親指のつけ根と小指のつけ根を横に結んだ横アーチです。

土踏まずには、地面から受ける力から足を守るクッションの役目があり、もし足の裏全体が地面についていたら、地面からの衝撃が足裏全体にかかってしまいます。土踏まずがあるおかげで、足にかかる負担が少なくなっているのです。さらに体のバランスをとるセンサーの役割もします。土踏まずがない「扁平足」の場合、このクッションがないため足が疲れやすく、長時間歩くと足裏が痛んだりしやすいのです。

土踏まずがあるのはヒトだけで、ほかの動物にはありません。赤ちゃんも生まれたときは扁平ですが、立ち上がって歩くようになると3歳くらいからアーチが形成され、9歳くらいで完成します。アーチを発達させるためには、この時期に足指をしっかり使った歩き方をすることが大切です。生活習慣の変化などから、現代人は土踏まずが退化する傾向にあります。足の筋肉は、血液を心臓に戻すポンプ機能も担っています。歩く習慣が減り、足の筋肉が衰えてしまうと血流が悪くなり、さまざまな体の不調を招きます。

『眠れなくなるほど面白い 図解 人体の不思議』はこんな人におすすめ!

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以上の方には「図解 人体の不思議」は大変おすすめな本です。

テレビやインターネットには健康に関するさまざまな情報があふれており、スマートフォンで専門的な知識ですら手軽に検索することが可能です。しかし、これらの健康に関する情報にはさまざまな内容が含まれており、その真偽を含めた有用性(どれが大事な情報か)を判断することが難しい状況があるように思われます。

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本書では、人間の“からだ”についての理解を深めるための基本的な疑問を取り扱い、図解を入れながら、わかりやすく説明しています。読めば皆様の“からだ”のことをもっと知ろうとする意欲を刺激し、さらに知識を得るための第一歩となってくれるはずです。

脳は重くてシワの数が多いほど頭がいいのか?

生物の体には不思議なポイントが沢山あります。そして特に最も神秘的なカラダの部位と言えば人間の脳です。まずは、人体の脳における不思議について解説しましょう。

動物と脳の関係を比較すると、一般に小動物ほど体重の割に脳が重く、逆に大型動物ほど軽いことがわかります。動物の脳と体重の間には、「脳の重量は体重の0.75乗に比例する」という規則性があり、これを「スケーリング」といいます。ただし、この動物界の普遍的な規則にあてはまらない動物がいます。それがヒトです。ヒトは、動物の中では例外的に大きな脳を持っているのです。

また、ヒトの場合、アインシュタインの脳が1230グラムと一般的な成人男性の脳(1350〜1500グラム)よりも小さかったことから、脳の大きさと頭のよさは関係ない、ともいわれます。しかし、カリフォルニア大学の「脳の大きさと知能指数(IQ)の関係」の研究では、わずかながら脳の大きな人ほどIQが高く、とくに「大脳皮質」の「前頭前野」と「後側頭葉」の皮質が厚い人のIQが高いという結果が発表されました。

天才は生まれつきではない、幼少期がポイント

ところが、さらに研究を進めると、皮質が厚くてもIQが高くない人がいることもわかりました。このことから「IQの高さは皮質の厚さより、脳が幼少期にどれだけ成長したかが重要」といわれてきました。この説を裏づけるように、IQが120以上の人の脳は、7〜9歳頃の幼少期にはむしろ平均よりも皮質が薄く、その後13歳まで肥大化し、厚みを増し続けていたとされ、幼少期の教育熱は高まりそうです。

しかし、一方でIQはあらゆる知能を網羅した数値ではなく、万能性がないことも把握する必要がありそうです。昔からよく「脳みそのシワが多いほど頭がいい」といわれます。しかし、脳のシワは胎児のときに大脳が形成される過程でつくられ、生まれたときにはすでにできあがっているため、成長してどんなに勉強してもシワの数は増えないそうです。

シリーズ累計300万部は伊達じゃない!豊富に使われた図解の圧倒的わかりやすさ

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健康を考える上で「人体」について知っておくことの重要性はとても高いです。この一冊を読んで、睡眠を深く知り、健康な体を手に入れましょう。

【書誌情報】
『図解 人体の不思議』
監修:荻野剛志

「頭のよさは脳の大きさと関係ない?」「別腹は本当にある?」「恋愛は3か月で冷める?」「薄毛も肥満も遺伝のせい?」ーー科学が発達した現在でも「人体」は多くの謎と不思議に包まれ、最も身近で興味深く関心の高いテーマです。本書では、最新データや研究にも触れながら、人体のナゾとフシギを解き明かします。実際に役立つ知識と情報満載の1冊!

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