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なかなか痩せない原因は腸にあり?【自律神経の話】

Text:小林弘幸

太っている人は腸内環境が悪い

それほど食べていないのに太ってしまう人。一方、きちんと食べているけど体形が変わらずスマートなままの人。この違いは一体どこからくるのかというと、それはズバリ「腸内環境のよし悪し」によって変わってきます。

腸内環境が悪くなると消化・吸収の働きも弱まり、必要な栄養素は吸収されず毒素ばかりが体に溜まることになります。そして代謝が落ち、栄養素ではなく老廃物や毒素を含むドロドロの血液が全身に行き渡り、しまいには「内臓脂肪」として蓄積されてしまうのです。

また近年の研究では、自律神経の乱れが肥満の大きな原因となることがわかってきました。太っている人の自律神経を調べると多くの人の自律神経全体のバランスが低下しており、中でも副交感神経の働きが大幅に落ちています。

自律神経の中でも、腸を動かすのは主に副交感神経。つまり、自律神経の乱れ=腸内環境の悪化。これが痩せない体をつくる最大の要因なのです。

そう考えると、痩せるために何をすべきかが見えてきます。朝・昼・夜の1日3回、ベストなタイミングと配分で食事をし、腸内環境を整えること。それが自律神経の安定には最も大事です。

一番してはいけないのが食事抜きのダイエット。食べないと腸が動かなくなり、腸が動かないと自律神経のバランスは低下。たとえ一時的に痩せても腸内環境が悪化し、痩せない体に舞い戻ってしまいます。なかなか痩せないと思っている方は、ぜひ腸に着目してみてください。

 

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』
著:小林弘幸

シリーズ累計発行部数130万部突破!心身ともに健康であるために最も重要な『自律神経』をテーマに、健康・実用ジャンルで制作する図解シリーズ最新作!メンタルとも深い関わりがあり、乱れていると身体の不調を感じる人も多く、これまでも注目を浴びてきた自律神経。人間の生命活動における働きの中で重要な“自律神経”とは、そもそもどういうものなのか、また、“乱れてしまう”と出てくる症状の話や、即効性もある超カンタンな整え方、さらに最近多い『ネットで自分の症状を調べると不安になる』という悩みの対処法まで、初心者にもわかりやすく、専門医が全て解説します。原因不明の頭痛、肩こり、腰痛、不眠、過呼吸、めまい、動悸、息切れ、吐き気、慢性的な倦怠感など、病院で検査しても血液検査は正常だし、原因がよくわからない…という不安を抱える人の症状の改善にも貢献できる一冊です。

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