世界史

13.易姓革命で周の武王が殷王朝を打倒【世界史】
古代中国独自の封建制度で血統重視の身分制度を導入する新王朝開設。 前20世紀~前19世紀頃、黄河流域に広大な領域を支配する「殷(いん)」と名乗る王朝が出現する。農事、軍事などの国事行為はことごとく神意を伺い、その結果に基 […]

12.「海の民」の地中海交易と植民市建設【世界史】
レバノン杉と航海能力で地中海を駆け巡る。 地中海東部に面するシリア・パレスチナ沿岸には、前3,000年頃からセム系のカナーン人が住み着き、エジプト王朝に従属して交易活動をしていた。その流れから発展して集団を形作ったのがフ […]

11.オリエント世界をはじめて統一した専制帝国【世界史】
「鉄と戦車」で全オリエントを制覇し、初の世界帝国を実現した。 チグリス=ユーフラテス両河川に挟まれたメソポタミア北半部を紀元前2,000年紀から概ね占めていたのがアッシリアである。アッシュール神を最高神として仰ぐセム系部 […]

10.侵略者を一掃しエジプトの栄光を回復す【世界史】
遊牧民ヒクソスに占領された郷土を奪還し再びテーベの神に捧げる。 紀元前1,720年頃、アジアから南下した種族がエジプトのデルタ地帯に侵入し、メンフィスを占領した。メンフィスはエジプトの首都ではないが、経済や宗教の要地であ […]

9.強引なオリエント統一を進める馬と鉄の民【世界史】
アナトリア高原を制圧し、地中海諸都市に進出。エジプト新王国と対決する。 インド=ヨーロッパ語族は、前2,000年紀初めから原住地の中央アジアや南ロシアを離れ、馬と戦車でオリエント各地に侵入。新国家を建てる。その一つがヒッ […]

8.オリエントとは異なる地中海の明るい文明【世界史】
伝説に彩られたクノッソス宮殿が物語る謎の民族・社会組織。 クレタ・ミケーネ文化はミノス・ミケーネ文化ともいう。ミノスとはクレタ島の王の呼称であり、「クレタ島の」という意味もあるためだ。 クレタ島はエーゲ海の南端にあり、東 […]

7.地方豪族の成長、混乱の時代を経て再統一【世界史】
ナイル上流の第十一王朝が中下流勢力を征服。空前の繁栄を誇る。 エジプトでは古王国時代、第四王朝のクフ王らが大ピラミッドを建立するときは、率先して馳せ参じた豪族たちが第六王朝以後、自分の出身地で独自の思想でピラミッドを建設 […]

6.サルゴン王とハンムラビ王による統一と再統一【世界史】
サルゴン王のアッカド王国建設からハンムラビ王の法による支配へ。 紀元前3,000年頃、メソポタミア南部各地には、シュメール人が築いたエリドウ、ウル、ウルク、ラガシュ、シュルッパク、ニップール、キシュなどの都市国家が乱立し […]

5.前後の脈絡がない完璧な都市文明の謎【世界史】
突然に始まり、突然に消えた文明の正体は未だにわからない。 いわゆるインダス文明は、どういう文明なのか、未だにわからない。不明のままである。 二十世紀初頭、ハラッパー遺跡とモヘンジョダーロ遺跡の発掘によって、規則正しく組み […]

4.古代王国とピラミッドを生んだ母なるナイル【世界史】
上下エジプトの二大勢力を合体し、統一する母胎が形成される。 現代のエジプトは砂漠地帯にあるので「砂漠の国」のように思われているが、古くから「ナイルの賜物(たまもの)」と言われる大河の恵みによって、確実に営まれる緑豊かな穀 […]

3.大河の辺(ほとり)で花開く小河川文化の集合体【世界史】
解明進む中国華北・華中の多元的な小文化とそのつながり。 従来の中国史観では「黄河流域から各地へ文化が伝わった」と言われてきたが、1970年代以後、長江流域で河姆渡(かぼと)遺跡(紀元前6,000年~5,000年)の発掘調 […]

2.農業と都市国家を生み出した灌漑技術【世界史】
灌漑技術がスケールの大きな都市国家を出現させた。 メソポタミア文明のルーツは、チグリス川中流の町、キルクークの東方にある台地上で発見された集落ジャルモ遺跡である。紀元前6,500年頃、土器の使用の他、ムギの栽培と日干し煉 […]