ランニングシューズの正しい履き方
自分の足に合ったシューズを選んだら、次は履き方です。正しく履くと、足にかかる負担の軽減や怪我の予防にもつながります。
ランニングシューズの履き方
かかとで地面を軽くトントン叩く
シューズを履く前にひもをゆるめた状態にします。足を入れたあら、かかとで地面を軽くトントンと叩いて、ヒールカップにかかとがしっかりと収まっていることを確認しましょう。足先は0.5cmを目安に余らせてください。つま先に適度な空間があると、足の爪とシューズの先端がぶつからず、靴の中で足が動く心配もありません。靴擦れやマメのリスクを避けられます。
例えば、25㎝のシューズでもメーカーによってはサイズ感が微妙に異なる可能性もありますから。基本的には専門のスポーツショップなどで自分が気に入った数足をいくつか試し履きをして、その中から条件をクリアし、ジャストフィットしたシューズを選んで履くのが良いでしょう。
ランニングシューズのひもの結び方
かかとで地面を軽くトントン叩く
ひもはつま先側を少しきつめに締めて、手前のほうに向かって少しずつゆるめて締めていきます。足の甲を圧迫しすぎないよう注意してください。結び目がもっともゆるくなるようなイメージです。
ひもの結び目はちょうちょ結びで。これで大丈夫なのですが、レースでは人に踏まれたり、突発的なアクシデントもあるので、できれば二重にしてください。
【Point】
・腱鞘炎などの原因にもなるので、結びめをきつくしすぎない
・靴の中に隙間ができると、摩擦でマメができたり靴擦れ、つま先に爪があたって内出血で繰るくなることも。紐がゆるすぎないように注意しよう
【出典】『「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル』 著:神野大地
【書誌情報】
『「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル』
著:神野大地
青山学院大学時に「山の神」として一躍脚光を浴び、箱根駅伝4連覇に貢献した神野大地氏。彼が日々実践するトレーニングとランニングメソッドを初心者ランナー向けにまとめた一冊。元々は学生時代、ケガに苦しみ思うように走れなかった時期に、食事やセルフケアを見直しトレーニング法を身体に負担のかからないように改善するなど、様々な改革を実行した神野氏は大学卒業後も自身が考案したトレーニングでケガを予防しながら記録を伸ばしています。正しいランニングフォームで走ることはもちろん重要ですが、走り始める前のストレッチ法や、ランニング後のセルフケアの仕方などランナーの心構えとして知っておきたい実践法を紹介。
公開日:2024.07.01