ランニングシューズ以外のアイテム
ランニング用のソックスやウェア選び、サングラス、時計など、快適な走りをサポートする便利なアイテムを解説します。
ソックス
【通気性や滑り止めの機能が完備】
通気性に優れているだけでなく、土踏まずのサポートや滑り止めなど様々な機能が備わっているものが多く、陸上選手でも滑り止めがついているソックスを履いている人は多いです。人によってすごく好みが分かれていて、「どうしてもくるぶし丈がいい」とか、「二本指」「五本指」などと、こだわりを持っているようです。
【ソックスもとことん追求】
ソックスにあるブツブツの摩擦で、レース最後に足裏の痛みを経験してからは独自に開発されたものを着用しています。今履いている「RETO(レト)」のソックスは、陸上競技向けの機能性ソックス「IDATEN(イダテン)」さんとのコラボレーションで出来上がったものです。厚底シューズを履いた時などにアキレス腱付近の擦れを防止するミドル丈になっていて、疲労や怪我の予防効果も期待できます。もちろん、足裏のすべり止めやアーチサポート機能もあって、必要な要素はすべて完備されたものを使っています。
ウェア
【テンションが上がるウェア】
僕自身は特にウェアにはこだわりがありませんが、ランニングは動きやすい服装で行うのが大前提。吸汗性や速乾性に優れているかどうかで快適さも大きく変わります。「これを着たらテンションが上がる!」というものを選ぶことが大事!
帽子
【暑さ対策&集中力向上】
暑さ対策はもとより、帽子は周りの目線をシャットアウトさせて視界に入る情報をおさえ、集中力をグッと高められます。年々帽子を着用するランナーは増えてきていますね。そこで気を付けてほしいのが、帽子を被り続けると熱がこもってムレてしまうこと。途中一度外して開放してあげることも大事です。本当に暑い日にレースが行わる時などは、帽子と頭の間に氷を入れると体温調節の役割も担ってくれます。
パンツ
【姿勢が良くなる】
ウェアの中に履くインナーは、商品によって股擦れしやすいものもあります。最近は骨盤が立つことで姿勢が良くなり、足が前にスムーズに出やすいものを愛用しています。
サングラス
【目の疲労を最小限に】
日差しが強いときはもちろんですが、そこまで太陽が出ていない天気のときも、サングラスをかけることは多いですね。単にまぶしさから目を守るだけではなく、クリアな視界を確保することもできますし、何よりも紫外線をカットして目を守り、疲労を最小限にすることができます。マラソンや長時間のランは肉体疲労も大きいので、目を無駄に疲れさせないためにもサングラスの役割は大きいと思います。
時計
【多彩な機能でトレーニングに集中】
屋外で利用することが多いので防水性機能は必須ですね。走行中に邪魔になりにくく、ラップを測ることができ、距離の測定も簡単に行えるGPS付きランニング時計を使用しています。僕が使っているGarmin(ガーミン)は心拍数なども計測できるので、ランニングの時だけでなく、健康管理に役立ちます。
【出典】『「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル』 著:神野大地
【書誌情報】
『「山の神」神野大地の必ずやるべきランニングバイブル』
著:神野大地
青山学院大学時に「山の神」として一躍脚光を浴び、箱根駅伝4連覇に貢献した神野大地氏。彼が日々実践するトレーニングとランニングメソッドを初心者ランナー向けにまとめた一冊。元々は学生時代、ケガに苦しみ思うように走れなかった時期に、食事やセルフケアを見直しトレーニング法を身体に負担のかからないように改善するなど、様々な改革を実行した神野氏は大学卒業後も自身が考案したトレーニングでケガを予防しながら記録を伸ばしています。正しいランニングフォームで走ることはもちろん重要ですが、走り始める前のストレッチ法や、ランニング後のセルフケアの仕方などランナーの心構えとして知っておきたい実践法を紹介。
公開日:2024.07.04