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水分不足に気づきにくく脱水になりやすいシニア世代が習慣づけたい事とは!?【70歳からおいしく栄養がとれる食事のくふう】

Text:特定非営利活動法人 京都栄養士ネット

水分不足に気づきにくく、脱水になりやすいシニア世代が習慣づけたい事【70歳からおいしく栄養がとれる食事のくふう】

無自覚脱水は命取りに?!1時間に1杯の水を飲みましょう

最近では酷暑による熱中症の話題から、「適切に水分をとる」ことが盛んに提唱されるようになりました。酷暑はつらいですが、水分をとることの大切さが広まったのはよいことです。年齢を重ねるにしたがって、のどの渇きを感じにくくなることがあります。熱中症になったお年寄りが「のどが渇かなかったから水分はとらなかった」と言っているように、自分ではのどの渇きは感じないのに、実は脱水状態、またはそれに近い状態になっていることもしばしばあります。

今のシニア世代は、若い世代のかたのように外出先でも気軽にペットボトルの水を買って飲むことがあまりないように思います。ほんの少し前までは、水は家の水道水を飲み、外出するならお茶を水筒に入れて持っていくという生活でしたから。歳をとって、水を注いで飲む、お茶を沸かして飲むということも面倒になって、そんなにのどが渇いているわけではないからあとでいいか、となり、水分不足になりやすいのです。

また、夜中にトイレのために起きるのがいやで、水を飲まなくなるのも水分不足になる原因のひとつです。しかし実は、歳をとると水分をとってもとらなくても夜中にトイレに起きるものなのです。水分をとらなくても起きるなら、水分はきちんととりましょう! と私たちはお伝えしています。

水を飲む量、飲む時間を決めておくのもいいでしょう。のどが渇いていてもいなくても、1時間にコップ1杯の水を飲む習慣をつけておくとちょうどよい水分補給になります。水を飲みにくいかたは氷をなめるのでもよいです。100円ショップでは、なめやすい小さい氷用の製氷皿が売られているので、こまめに氷をなめて水分をとりましょう。医師から水分制限を指示されているかたは、その指示にしたがってください。

水分不足に気づきにくく、脱水になりやすいシニア世代が習慣づけたい事【70歳からおいしく栄養がとれる食事のくふう】

【出典】『70歳からおいしく栄養がとれる食事のくふう』
監修:特定非営利活動法人 京都栄養士ネット  日本文芸社刊

監修者プロフィール
訪問栄養食事指導で地域の皆様の健康と栄養をサポートする管理栄養士のグループ。メンバーは京都府栄養士会の会員。2018年9月に認定栄養ケアステーションの認定を受け、京都府全域で訪問栄養指導を中心とした活動を行っている。2021年10月より機能強化型栄養ケアステーションに移行認定。在宅で療養されている方を訪問して、その方にあった食事の作り方やどの程度栄養量が摂れているか何を補えばよいかなどを、その方の嗜好や生活環境を大事にしながら、一人ひとりその人にあった形で提案し、実践してもらえる支援を目指し、多職種と連携し活動している。


70歳を過ぎ、「食が細くなった」「料理も面倒」「元気が出ない」と感じている方は、もしかしたら「低栄養」が原因かも?日々の食事は、健康な体をつくります。シニアになると体の変化に合わせて、必要な栄養もとりかたも変わってきます。この本では、訪問栄養指導の栄養士チームが「手軽」に「おいしく食べて」、「健康寿命をのばす」とっておきの食事のくふうを紹介します。品数が豊富じゃなくても、量が食べられなくても、料理が苦手でも、身近なものから栄養がとるコツがあります。・いつもの食事にちょい足しするだけ!手軽にたんぱく質が補える○○!・30品目用意しなくても、お皿は3つでいい・「食べ順」で栄養の取り逃しを防ぐ・やめられない菓子パンを○○に置き換えてみたら栄養がアップ!・全部手作りじゃなくていい!スーパーやコンビニで手に入るお助け食材ベテラン栄養士が現場で得た知見から生まれた、すぐに使える超実用的な栄養本です。1人暮らしでも、ご夫婦でも、親御さんの食事や栄養状態が気になるかたにも役立つ知識が満載です。3年先、5年先、10年先の健康な身体をつくる「栄養」がとれる食事をはじめましょう!

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