両方のデメリットを補い合う
たんぱく質には大きく動物性と植物性の2種類があります。たんぱく質のクオリティの基準となるアミノ酸スコア(詳しくはP・24)が100となるたんぱく質は動物性のほうが多く、吸収率も高いため筋肉をつくるのにも優秀です。しかし、だからといって、動物性たんぱく質ばかりを摂取してしまうと、肉などに含まれる脂質や調理の仕方などにより、エネルギーが過剰になってしまう場合があります。
一方、植物性たんぱく質は動物性たんぱく質に対してアミノ酸スコアが低かったり、吸収率がよくなかったりするものもありますが、低脂質・低カロリーであるというメリットがあります。また、動物性たんぱく質よりも脂肪燃焼効果が高く、ダイエット中に摂取するたんぱく質としても注目されています。さらには、不足しがちな食物繊維やビタミン、ミネラルも豊富です。
どちらかのたんぱく質ばかりでは、バランスが偏ってしまうため、おおよそ1対1を意識して摂取するとよいでしょう。1食の中で両方を摂取するのが難しい場合は、毎食交互に食べても構いません。バランスを保ちながら、飽きずに食べることもできて一石二鳥です。
出典:新ダイエットごはん
【書誌情報】
『新ダイエットごはん』
上西一弘 著
糖質制限ダイエットが流行する中、筋肉を作る重要な栄養素として注目を集め始めている、『たんぱく質』を使ったレシピを紹介!
1日に必要と言われている分量を効率よくしっかり摂れて、お腹にも大満足のおいしい料理を紹介します。
また、動物性たんぱく質、植物性たんぱく質それぞれのオススメ配分なども考慮した、献立例なども紹介。
たんぱく質を食事の中にどう取り入れていくかよくわからない人でも、これ一冊でリバウンドしないダイエットが可能になります。
公開日:2022.06.11