ドライバーと9番アイアンを同じ力感で振る
ドライバーと9番アイアンの2本を使って、アドレスの違いを学習しながら、スイングづくりの練習をしてはどうでしょうか。
どうしてドライバーと9番アイアンの2本かといいますと、フルショットに使うクラブで一番フラットに振るのがドライバーで、一番アップライトに振るのが9番アイアンだからです。フラットは横型に近い軌道で、アップライトは縦型に近い軌道のことです。
ウェッジは基本的にはフルショットはしませんから、フルショットに使う一番短いクラブは9番アイアンということになります。
最初は10球ずつとか5球ずつ打ち、仕上げとしてドライバーと9番アイアンを1球ずつ交互に打つのです。
ポイントはどちらも8割スイングで打つこと。
ドライバーで思い切り力を込めたり、9番アイアンで力を緩めたりせずに、同じ力感でスイングしましょう。
9番アイアンのフルショットをドライバーと同じ感覚で振るのは、意外に難しいことがよくわかります。
ちなみに私は調子がおかしくなると9番アイアンの1本だけで練習します。それだけ9番アイアンはスイングを整えてくれる効果が高いのです。
ドライバーも9番アイアンも同じ感覚で振れるようになれば、他のクラブでも違和感なく打てるようになります。
【書誌情報】
『あなたのスコアが一変する! 中井学のゴルフ練習革命 次のラウンドで結果が出る実戦スイングのつくり方』
著者:中井学
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公開日:2023.01.11