催促・確認をする ②
×:ご存じないかもしれませんが
⚪︎:すでにご存じかもしれませんが
言いかえPOINT
「知らないでしょ?」というニュアンスで伝わると、相手に「エラそうに!」「上から目線だな」と思われてしまう恐れがあります。確認の意味合いで使う場合も、上から目線だと感じられないように「すでにご存じかもしれませんが」と前置きすることによって嫌味なく伝えることができます。
×:どうなっているんですか?
⚪︎:進捗はいかがでしょうか?
言いかえPOINT
角を立てずにやんわりと催促するときに重宝するのが、進み具合を示す「進捗」という言葉です。「進捗はいかがでしょうか?」「進捗状況を教えていただけると助かります」と言えば、催促しながら状況把握もできて一石二鳥。ビジネスシーンでは高い効果を発揮する言葉です。いつでも使えるようにしておきましょう。
×:確認してください
⚪︎:ご確認いただけますと幸いです
言いかえPOINT
内容のモレや遅れについて確認をしたいときに、ズバリ「確認してください」と言うと、冷淡な印象を与えてしまいます。やんわりと確認や催促をしたいときには「ご確認いただけますと幸いです」というフレーズがオススメ。「~いただけますと幸いです」は、メールでも使える万能表現のひとつです。
×:忘れていますよ!
〇:ご連絡をいただけておらず案じております
言いかえPOINT
相手のミスやうっかりを「忘れていますよ」と、ストレートに突くような言い方はオススメできません。「ご多忙につき、お忘れかと思い~」と気遣いの言葉を添えるか、あるいは「案じております」と自分に矢印を向けた表現を使うことで、角が立ちにくくなります。こうした大人のマナーも身に付けておきましょう。
【出典】『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』著:山口拓朗
【書誌情報】
『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』
著:山口拓朗
「何か言われてもうまく返せない」、「言葉足らずでイラッとさせてしまう」、「怒らせないように断りたい」…など、会話でのモヤモヤは日々実感する最も身近なストレスといえます。本書は、会話がスムーズにいくようになるうまい言い方や、一目置かれるスマートな返し方を紹介する事典です。
会議がウェブ上で行われるようになっても、メールでのやり取りが増えても、SNSの活用が増えても、コミュニケーションの重要性は変わりません。
新社会人、初めて部下を持つ管理職などのビジネスパーソンはもちろん、人間関係の悩みを持つすべての方に役立つ内容です。
言葉で損や失敗をしないためにも、本書を参考に、ふさわしい言葉のチョイスを積み重ねてみてください!
公開日:2024.12.25